ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

ヤキモチやきなおばさん

2007-11-19 | バンド活動など

私の音楽つながりの中になんだかヤキモチやきなおばさんがいる。
まあこれが人のことをけなし始めると右に出る人はいない。
私の友達が練習用のギターを買ったと持って来てみせてくれた。そのギターを見たとたん「そのカバーはソフトカバー?それともゴミ袋?」と言いだした。
心から引いた。ドン引きだった。
それにとてもおしゃれなオブジェを見せてもらった時も「どうせおしゃれに飾りたいなら、あんたが頭にでもかぶったら?」と言った。
このおばさんのひねくれ具合といったら並大抵ではない。
仲良さそうな夫婦を見れば必ず「はじめだけよ。そのうちどっか行ってって気分になるのよ」だとか喧嘩して相談して来たカップルに「もう別の女とどっかいったんじゃないの」だとかもっと落ち込むようなことを平気で言う。
そういう本人は夫婦仲がかなり冷えきっているらしいがまあ当たり前だろう。

このおばさんは寂しいのだろう。
自分を見てという気持ちでいっぱいなんだろう。
おばさんの仕事は音楽なんだけど、すごく実力はあっても日の目を見るというほどじゃない。
でも彼女は仕事をさせるととても実力がある。
だからみんなに頼りされている。
おばさん自身、若い頃から実力があってもメジャーになれなかった葛藤などあるだろう。
じゃあなんでおばさんの音楽は早めに落ち着いてしまったのか。
私の勝手な考えだけど 音楽が人間の成長と比例しているからだと思う。
心が皮肉に囲まれているから、そんな心になってしまうような生活だったから彼女の唯一の居場所だった音楽に現れるようになったんじゃないか。
楽しかったんだろうか。ライブも見に来てくれない。自分で自分の価値を見いだして慰めて音楽をしていて幸せだったんだろうか。
おばさんが自分の才能を自分でゆがませているのだとしたら、おばさんの皮肉も許してやろうという気がしてくる。
若い頃の夢を、今の子供たちに持たせてやろうとでもしているように子供には優しい。
私は20代のころは、自分はティナターナーのようなおばさんになると言っていた。
おばさんにも将来のビジョンってあるんだろうか?
私はこのおばさんの皮肉にいつか切れるだろうと思いつつも、これくらい許してやろうという気もあって聞き流している。
可能性を持つ人。愛し合ってる人。自分に満足している人。そんな人たちに皮肉を言ってしまうのは、おばさんがしたいことをかなえているからかもしれない。

コメント (2)
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