ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

みんなが辛いのに

2009-06-27 | 家族のお話

私のおばさんが入院して結構経ちましたが、だいぶ病状もよくなりその点では本当にみんなほっとしています。

頭に水がたまっていたらしく、それを背中から抜くというすごい方法を出どんどん良くなりました。

ところで、そのおばちゃんの看病をしていたおじさんは アルコール依存症だったんですが立ち直りました。

それなのにまた元に戻ったんです。

家に行くと朝からグダグダで私に「俺は被害者なんだよ。嫁に倒れられてなんも楽しいことがない」そういうのです。

私は「馬鹿じゃないの!おじちゃんが入院すればよかったのよ!」と怒鳴りつけて帰ってしまいました。

ひどい言い方をしてしまいました。

実の娘は「お父さんがお母さんみたいになっても絶対面倒見ない!」と怒りました。

おじちゃんだって辛いのかもしれない。でも付き添いは娘さんが中心で頑張っていて、私がお見舞いに行ってもおじちゃんはいないことが多いんです。

私の母に電話が来て「俺はもうなんも楽しくない」と言うのだそうです。
母は「あんな情けない男だとは思わなかったわ。もう一度入院させるにはどうしたらいいの?」と言いました。

昨夜、私がおじちゃんに料理を作って持って行ったときもやっぱりグダグダでした。
「おじちゃんだけが辛いの?
おばちゃんはどんどん元気になって、先が見えて来たのにおじちゃんはどんどん後ろ向きになるだけで、おじちゃんの年齢になって毎日をそんな過ごし方していいの?私ならもったいない。
まわりに迷惑や辛い気持ちにさせる生き方しかできないで本当は誰かが助けてくれたらいいのにと思っているんでしょう。
誰かが楽しい気持ちへ連れ出してくれるのを待っているんでしょう。
だれもできないよ。だってみんなそう思っているから。
誰も助けてくれないから自分で自分を助けるの。
そうやってみんな自分から理想の状態へ進もうと努力するんでしょ。」


そんな偉そうなこと行ってしまった私に「おまえはまだ若いからそんなことを言えるんだよ。この年になったらなんもない」と言いました。

涙が出そうなくらい絶望感が満ちて来て、「私は明日突然死ぬことになっても安らかに眠れるような生き方をしようと思うよ」と言い、車の中で泣きながら帰りました。

物事は感情的に逃げようとすると怖くなるものです。
アルコールもそうです。
私はお酒が好きですし、飲めることは飲めないことよりたぶんラッキーだとすら思っています。
ただ私は落ち込んでいるときほど飲めません。興味もわきません。
私が飲みたいと思っているときは気分がいいときです。

自分は絶対依存症にはならないと思います。それは自分には守ることがあるし、何よりアルコール如きに飲まれるような柔な心じゃないわとプライドを持っているから。

おじさんとアルコールが決別することはないかもしれないけれど、人を辛くさせてまで飲む必要はないのだし せっかくもらった命(人生)をそんな使い方をして欲しくない。

ふと思います。私の息子が将来そんなことになったらと。
情けなくて死んでも死にきれないでしょうね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする