バンドの練習。
1番師匠が休みで、兄貴分からの特訓。
しばらく私の特訓教室が続くらしい。
声を張り上げる。
嫌な記憶がよみがえった。
19歳の頃血管が切れて吐血したときのこと。
病院で「歌はやめた方がいい」と言われた日のこと。
聞こえなかった耳は私のために必死で音を聞き分けてくれているのに、私の声がうまく変換できない。
どんどん元気がなくなっていった。
これはトラウマってやつかな。
気楽にやれというバンドじゃないことにびびってるんだなあ。
朝起きて「あ。練習についてのメニューを考えよう」と最初に思った。
そこまで思っているんだな私。