ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

イスラエル人のマーズィちゃん

2012-12-11 | 私の愛する仲間たち

たまたま見たテレビで「あ。この言葉、どっかで聞いた・・・」とヘブライ語で話しているシーンを見ながらイスラエル人のマーズィという子のことを思い出した。

マーズィは私の1つ下の料理上手な女の子でした。

もう忘れてしまったけど、マーズィは私にヘブライ語を教えてくれた。
その頃は自分の名前もヘブライ語で書けたのに、もう忘れてしまった。

テレビで聞いたヘブライ語は「ユダヤ系のユダヤ人」という意味だった。

マーズィが彼女の恋人のウリィと話しているのを聞いているうちに、私はどんどん覚えていって、ある日彼女に「私にもちょうだい」とヘブライ語で言ってお菓子をもらおうとした。

突然タダでさえ大きな目をもっと大きくして「マキ。しゃべった・・・私の国の言葉しゃべったね。ああ~信じられない。少しの時間だけ・・・聞いているだけで覚える。まるでジューイッシュと同じ。」

ジューイッシュとはユダヤ系のユダヤ人という意味で、マーズィはジューイッシュだった。

ジューイッシュはとても誇り高くて、自分たちの種族に絶対的な自信を持っている。
内戦が多くてちゃんと教育を受けていられなかったりする中で、彼女たちはテレビや映画を見ながら英語を覚える。

自分たちのことをとても賢い種族だからみんなにうらやましがられてしまうのよとよく言ってた。
私は賢いこともそうだけど、なんにでも興味を持って怖がらずに飛び込んでいくみんなを見て取り込み方がものすごく早いといつも思っていた。

ある日テレビショッピングを見ていると、マーズィが「いつも思うね。どうしてパンツがこんなに高い?どこ特別?」という。

見てみると尿漏れパッと付きのインナーだった。

説明すると全員でうなずきながら他のチャンネルにまわしていた。

こたつに入りながらテレビショッピングの尿漏れパッと付きインナーに疑問を持ってる彼女にニヤニヤとしていると「マキ。知らないんだよ。しょうがないね。笑ったらダメよ」と言った。


あるとき仲良しのアーサーくんという人に言われた言葉がわからなくてマーズィに聞いた。「あのね。わからないことばがあるの。アニ オヘベッツ オタハとか・・・なにそれ」


マーズィはキャ~っと悲鳴を出して顔を真っ赤にしながら誰が言ったのかと聞いた。
私はどうせまた変な下ネタを言わされたんだと思って「また変な言葉だったんでしょ。わからないと思って!」というとバタバタしながら「違うよ。あのねI love youなんだよそれ」

「イヤ、じゃあ発音が違ってたんだよ。そんなんじゃないよ。」というと「その言い方。男の人の言い方よ。間違いない。I love youだね!!!」

 

「マーズィ~!!!!ミシュガッ!!」

 

 

「は・・・・・・!!!!!!マキ。どこで覚えた?いつ覚えた?それ日本語のバカでしょ。誰教えた?」

 

 

私は特に高学歴でもない。でも彼女たちと同じ、いつの間にか覚える。ジューイッシュともっとたくさん話したいと思ううちに彼女たちの言葉を覚えてしまうだけだ。彼女も同じ。私と友達になって方言が上手になった。

 

語学力なんてなんとかなる。度胸だ。あと必要なのは動機はいつでも不純な方が長続きして良く覚える。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする