ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

今日一日

2020-04-17 19:32:50 | 暮す
老人介護施設や高齢者むけレジダンスで2000人の人手不足、コロナ対策のため待機しているお医者様に出向を呼びかけ治療にあたるよう懇願した首相に3000人ほどが応答、中には研修医も。政治評論家が激しくお医者様(甘ったれた特権階級)や、何年も前から野放しにしていた介護施設での人手不足への無策を批判したが、首相は「犯人探しをしている場合では無い、今は病人の救済を第一に考え、それからの話」と言いました。リタイアされた元看護師さんが「法外に思える時給を払うよりは私達を雇って欲しい、お金のためでなくノウハウを知っているから」とテレビで訴えましたが、なんの応答もないとのことです。年齢のせいかなと思うのですが一理あると思います。カナダは軍隊所属の医療班を送ると約束しました。赤十字社もしかり。

100パーセント国民の支持を得る首相なんているはずがない、けれど私がこの首相を評価するのは国民とのコミュニュケーションを図ることです。また、毎日午後1時に記者会見を開き質問に誠実に答えることです。昨日のお医者様へのアピールは切実でした。でも、優秀な心臓外科医とか癌専門医とかを派遣して良いのだろうかと疑問に思います。それこそリタイアされ国難に貢献したいと意欲のある元看護婦や看護師さんを採用しても良いのではと。

公園ですら4、5人集会といえども禁じられてるのに家で集まってパーテイーを開いた若者一人づつに5万円近くの罰金が科せられました。少しづつお店が開き始めましたが、それでも入るに一人づつ、夫が家の修理に必要な資材を買いに行ったら、あの馬鹿でかいセンターで最高人数30人までの入場制限で、いちいち何を買いに来たか聞かれたそうです。

友達からお電話があり、コロナウイルス後の社会はこれまでとは全く違ったものになるだろうと話しました。最悪の場合は大恐慌時代に似た社会になるとも。外出制限、すでに5週間になります。皆さんすることは断捨離、大掃除、お料理です。友達のお姉さんは20年ぶりにほったらかしにしておいた屋根裏部屋を掃除したそうです。

午前中は、菜園に出て一仕事、小鳥が囀り、あちこちのお花が芽吹き、春の風に吹かれ幸せを感じます。ランチは傷みやすいモヤシを使い切るべく味噌ラーメン。おやつはロールケーキ、これもよく作るので頭にレシピが入っており30分でできます。スポンジケーキよりうんと簡単。両刀使いで豆乳ときな粉同時に作る。

私は家族からも義家族からもノーテンキな人間に見られ、夫からはいつもおバカな質問や受け答えして呆れられてます。仕方ない、こうなんだもの。今日はどこかしみじみ心に染みてた「幇間の遺言ー集英社文庫』悠玄亭玉介さんの言葉を書き写しておきます。

 「今日一日が幸福だった人は幸福で、そうでなかった人は不幸だよ。人生なんて、今日の連続だ。今日の積み重ね。今日、幸福になれなくて、いつ幸福になれますか。腹を立てたら損だよ。あたしなんか、いつだって自分が一番いい男だと思ってる。自分に自分で惚れてるんだよな。幸せだよな。』