ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

新しいとは

2020-06-27 21:51:26 | 聴く
ある音楽デイレクターが新しい若い才能を発見するのも大事な使命と語りました。次から次と新人がデビューするのも当たり前です。アーチストも老いてゆくのです。視聴者としては新人をいくら追いかけても次から次と紹介されついてゆけません。また、推薦のCDを買いその時はなるほど素晴らしいと思ってもハートを鷲掴みにされ何度も手にし再聴することは稀です。感動するキャパ自体も老化してるし。で、やっとこさ届いたRADU LUPUのCD毎日聴いてます。新鮮な驚きでこんな素晴らしいピアニストを知らずにいたんですね。だから生きてるのは楽しい、知らない世界がありすぎでいつも自分は世界の入り口に立ってる気がします。



最初CDを聴いた時、これはベートーヴェンなの❓別人の作曲家に思えて、ベートーヴェンでなくRADU LUPUを聴いてると思いました。なぜかこれまで聴いたベートーヴェンとは違うんです。重力なく、澄んだ清流に光が煌めきながら反射しリズミカルに大海に向かい流れるよう。深く聴く者の胸に滲み入り喜びで満たしてゆく。毎日聴く内に、LUPUはベートーヴェンに繊細で柔らかく鋭敏で優しい感性を見出し表現しようとしているのではと思いました。ずいぶん昔に夫とベートーヴェンの伝記映画 不滅の恋人 を観たんですが夫が涙を浮かべてるんですね。びっくりしました。モントリオールのHさんに言わせると男の方が女よりも遥かにデリケートで感性が鋭いと話してたこと思い出しました。女って子育てや家計のやりくりなど現実的で結構したたかですもん。男の方がロマンチストかもしれない。

なんでも新陳代謝が激しく常に新しいものが次から次と現れるけど 新しい とは初めて出会い感動するに時空はなくむしろ新しい出会いということではないかしら。アホエンオイルもそうだし次なる編み物もパン作りも私にとっては新しい。古いものでも初めての出会いはいつだって新しい。

古希も近い婆さんなのにアルバイトしたくてネットで次から次と応募し撃沈してます。理想は週10時間、最低賃金肉体労働OK。遊ぶお金欲しいです。もちろんなければないでなんとかしますけど。カンボジアレストランから先行きどうなるか分からないのでしばらくお休みとのこと。コックさんを見つけるに大変でモントリオールから呼び寄せ無料でアパートに住まわせ至れり尽くせりだったコロナ前とは考えられない状況。
 
菜園は毎日いろいろな花が次々と咲きます。夫の好きなレーズンパン焼きました。



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