ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

老いてなお

2018-11-12 08:12:09 | 暮す
 老いてなお驚くことの多かりき

ダイアナという16才の女の子と交換授業してるが、この子は私の先生だ。インターナショナルハイスクールを中退し、高校卒業資格を取得するためのリベンジ学校に通っている。ちなみに先週テレビで、このリベンジ学校を卒業した40才のかつてのアイスホッケー選手のルポルタージュがあった。ダイアナは政治亡命したコロンビア人のジャーナリストを父に、教育委員会に勤めながら博士課程で学んでいる勤労学生を母にケベックで生まれた。伯母さんはモントリオール大学で社会学を教えている。だからなのか、彼女は16才にしていっぱしの批評家で、なおかつ私の質問に答えてくれる。ひょんなことから出会ったこの女の子に感謝してやまない。

毎回1ページほどの時事問題を用意し、わからないところを彼女に質問したり討論したりするのだが、先週の授業が印象深かったので急いでメモ程度に。

テーマはGAFAM(GOOGLE, APPLE,FACEBOOK,AMAZON, MICROSOFTの頭文字)。かつての植民地政策(南北米、アフリカ、アジア)に代わり、この巨大なネット会社は全世界の人間の脳を植民地化しつつありJACQUEA ATTALIをして第七大陸を形成してると言う。脳科学者たちがマインドコントロールの為に人間の視覚、聴覚、心理学などをいかに微細に研究し成果を上げてるか、ダイアナは具体的に説明してくれた。私はおったまげー。

私たちは何気なく「ここを押してね_クリック」してるが、たったそれだけの為に色から形から視線まで研究されてる。研究成果適用あとではクリック回数増大効果が著しいという。

以下、ダイアナのデッサン。



私のような婆さんでも、あふれる情報にマインドコントロールされているのが良くわかる。例えば古い財布をいつまでも使ってると金運が悪いとかなど。資本主義経済は消費社会故、あらゆるイメージ攻撃で消費をあおらなければ成り立たない。物だけではない、生き方すらマインドコントロールされてないと誰が言えよう。









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