18日に2回目の試験レポート提出でセッション終了。
充実したセッションだった。すべてのお付き合いをキャンセルし学びに没頭。1回目の試験は50点満点の44点。ホッとしました。2回目が26点なら合計70点となり落第を免れます。好きな著者に出会うと全集読みたくなるのですがユングがそれです。ずっと読み続けると思う。自分がのめり込んだ著者を思い出すと日本人ばかり。堀田善衛、宮本常一、永井荷風、吉田健一、今でも読み返します。だから新しくユングが加わったことが嬉しい。
最後の授業は童話のユングメソッド分析でした。
クラスメートとため息をついたのは先生の博学ぶりです。映画からアニメ、絵画から漫画、日常暮らしのあれこれ、、、。おったまげ〜。心理学の博士号がありコレージュで心理学を教えているカトリーヌですら自分がアホに思えると言いました。私、カトリーヌを尊敬します、というのも、こうして試験をうけ先生の盛りだくさんの批評を受け入れる。2回目の試験は難しく、ズームでお互いに相談し合いました。彼女言うんですよ、内容がありすぎで頭が混乱しまとまりがつかないと。一体、この試験は何を要求しているのかと。色々話し合って、結論は、先生がおっしゃるとうりこの授業はユング入門編にすぎないから頭がこちゃこちゃするのは当たり前、間違った解釈をしてるのなら先生が指摘するでしょう。それにユングが言ってるじゃないですか、自分は失敗からより多く学んだと。私もやっと、わかったきたところがあるんです。そして、わからない わからない、その迷妄の中からだんだんに霧が晴れるようにわかってくる。そこに面白さと喜びがあるんです。
夫に試験へのコメントを見せたら、この先生立派だと言うんですよ。各ページにそれと同等ページのコメントが記されているんです。一言一言にコメントするそのエネルギーは膨大なもので先生には感謝ものだよというんです。そこまで真剣に向かい合う先生はいないと。例えば、無知な理想主義者という私の表現に理想主義者に無知はないとか、ファンタスムとそれを実際に行動に移すか否かの分析が欠けているとか。
冬のセッションをなんにするか話し合いながら、理論ではなく実践に関する少し楽な授業を受けたいと言われたのですが、私はおつむも身体も年取る一方なので、理論の授業をとりたいというとカトリーヌは合わせてくれました。
職場は一昨日、組合の説明がありました。これまでの数回の交渉で前進なく、パトロン側はとにかく設備投資で金がないの一点ばり。組合は設備に投資するように従業員にも投資すべきと主張しています。政府からかなりの助成金を受けている施設なので、大手組合専属の会計監査部にお願いし、本当にお金がないのか調査を入れることになりました。皆さんの失望の気持ちはわかります、でも、むやみやたらにストライキに入るのではなく段階を踏まなければならないという説明会で皆納得しました。
いつもなら12月1日にクリスマス飾りをするのですが、20日の今日やっとこさ飾ります。
みなさま、楽しいクリスマスを過ごされますように。
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