伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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私の3、11

2018-03-11 20:02:41 | 東日本大震災
今年も3、11の日が来た。

 一番の親友の富美ちゃんが逝った日

 最愛の息子さんとご主人と犠牲になった日・・・。

 古いブログに彼女のコメントが残っている

 読むたびに胸が詰まる。

 富美ちゃん・・・私は伊達の住人にとけ込み

 友達もたくさんできたよ・・・でもあなたのような親友は二度と

 現れないよ・・・。


 今年の長生の文集に富美ちゃんのことを書いた・・・


 読んだTさんから三度も読み返し涙が出た・・・と言われた。


 テレビで

 霊のことについて話されていた。

 私も霊魂を信じている・・・。


 


 今年も忘れられないこの写真を・・・


  


  


 
 
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フキノトウのみそ卵和え

2018-03-11 19:10:39 | 料理
 春の香り・・・裏庭にフキノトウが顔を出していた。

 はまだ早いっしょう・・・と言ったが

 湯がいてみそ卵和えを作った。

 小粒なのに苦く最高の春の味。


  


  




 春はもうそこに・・・ウキウキ。


  
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ジャコシカ10

2018-03-11 17:13:54 | ジャコシカ・・・小説
 「やあ鉄さん、こんな日に良く漁に出たね」

 「なあに昨日揚げていたのを、今朝の凪(なぎ)の内にと思って持って来たのさ」

 鉄さんと呼ばれた、60歳年輩のいかにも漁師らしく日焼けした男が、分厚い防寒着とトックリ

のセーターからのぞかせた表情をわずかに弛めた。

 太い首と、厳(いか)つい肩、少し腫れぼったい眼に顎の張った面長の顔が、高志に鉱山の工事現場の飯

場生活を思い出させた。

 赤間は鉄さんの向かいに腰を下ろすと、毛糸の手袋のままの両手をストーブにかざした。

 「今日は何を揚げたかね、こんな天気続きじゃたいした漁にはならんじゃろう」

 「冬はいつもこんなもんだ。それでもスケソウにソイ、アブラコは縄でボチボチ獲れる。おかげ

で食うには困らん」

 鉄さんはぼそぼそとした声で返す。

 「鉄さんの前浜はこの辺りじゃ一番の漁場だ。おかげでわし等は一年中旨い魚にありつける。あ

りがたいことだ。

 ところで、この若い衆とはもう会っているね」

 「うん、今朝魚を揚げるのを手伝ってもらった」

 「それは良かった。話がし易い。実は彼は昨日、吹雪の峠でわしが馬橇で拾った。その話は?」

 「聞いた。母さん達から、昨夜猛さんがここに泊らせたらしいね」

 「行きがかり上でね。それでまた行きがかり上の話なんだが」

 猛さんはここで言葉を切って、ぐりぐりと眼をむいて高志と鉄さんを交互に見た。

 さすがに一瞬のためらいを見せたが、意を決したように続けた。

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