伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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大町ミニギャラリー・・・大塚裕人写真展

2018-03-22 18:22:03 | 写真
 昨日カラオケの帰り

 大町ミニギャラリーで写真展を観てきた。

 


 てらいのない力強い描写が素晴らしい。





のお気に入り


 


 私の好きな作品









 今月中までです。


 
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ジャコシカ15

2018-03-22 17:04:41 | ジャコシカ・・・小説
店には他にも眼を引く物があった。それは業務用のミシンだ。大型でいかにも使いこんだその外

観は、一見するとこれもアンテイク家具の一部かと思われそうだが、その脇に並べた縫製台と椅子

が、ただの飾りでないことを告げていた。

 「ここを新しいファッションの発信基地にする」と言った優美の意気ごみの表われなのだ。

 「ここはお客様と直接触れ合う、工房でもあるのよ」

 優美はここで客の好みや体形に合わせた、手直しにも応じる構えなのだが、それ以上にファッシ

ョン工房の雰囲気を、強調する狙いがあった。

 実際の本格的製作、手直しのための場所は同じこのビルの最上階に設けられていた。

 当然ながらそちらには、ミシンも縫製台もあり、デザイン画や裁断図のための作図台もあった。

 当面そこを使うのは優美だが、あやともう一人の服飾学校出で優美の弟子の桜沢志乃も自分の作

品を研究製作することを許されていた。

 つまりあやと志乃は単なる売子ではなく、製作スタッフとしての活躍も期待されていた。

 あや24歳、志乃23歳2人の若いファッションデザイナーの卵が、与えられたチャンスを前に、

燃えないはずはなかった。

 優美もまた今こそ積み重ねた技術と経験を、直接世に問う時と考えていた。

 「比較よ、対比の面白さでもあるわ、この重々しさが一層女性の新しいファッションの明るさと

軽快さを際立たせるじゃない。そのつもりで展示に工夫をしましょう」

 「当然ブランド名『優』はショウインドウと入口近くですね」

 あやと優美の会話を聴いていた志乃は、迷いのない口調で言った。

 「春色花柄の明るいワンピースは家具の周りですか」あやが続く。

 「そうよ」
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