有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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ちょっと山奥に咲いてた花は

2020年07月04日 | 山野草
ちょっと山奥の、小さな流れの脇に咲いていたミゾホオズキ(溝酸漿)。

ハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草で、北海道~九州に分布。
山間の湿地や小さな流れの脇で見られます。

花の直径は約1.5cm、実がホオズキに似てるのが名前の由来。

そしてこれが同じ流れの脇に咲いてた、この日の本命のツチアケビ(土木通)。
昨年8月終わりに実を見付け、花の時期に来てみようと思ってたのでした。

ラン科ツチアケビ属の腐生植物で、北海道~沖縄に分布。
果実がアケビに似ている事が名前の由来、↓はツチアケビの蕾。

開き掛けの花。

そして完全開花したツチアケビの花、ラン科らしい花で、側花弁の長さは15~20mm。
花期がはっきりせず心配しながら来ましたが、これで凡その花期が分かりました。

同じ流れに居たトンボ。

アサヒナカワトンボ(朝比奈河蜻蛉)だと思います、自信は有りませんけど。(^^ゞ

本州~九州に分布し、体長42~57mm。

♂と♀、未成熟とトンボの同定は難しいです。

流れの傍の薄暗い所にはこんなのも居ました、ミカドガガンボ(帝大蚊)。
日本最大のガガンボで、体長30~38mmですが開帳は8cmも有ります。
何も危害を加えませんが、こんなのが急に飛んで来ると「ドキッ」とします。(^^;)

川沿いの道路脇にテイカカズラ(定家蔓)が咲いてました。
花の後ろから撮ったのは、背景に川を入れる為だけでは有りません。

実はこのテイカカズラこんな事になってたのでした。
一本の杉の木に上から下まで絡み付き、大量の花を咲かせていたのです。
 ※画像では分かり難いのが残念。

同じく道路脇の湿った所に咲いていたユキノシタ(雪の下)、近隣ではとっくに終わってます。

近似種のハルユキノシタは赤い斑紋が有りません。

これも道路脇に咲いていたマタタビ(木天蓼)の花。
マタタビ科マタタビ属の蔓性落葉木で、全国に分布。
既に殆ど実になっていて、葉の隙間に辛うじて残っていた花しか撮れませんでした。

こちらがマタタビの実ですが、食べてみた事は有りません。(^^ゞ

次回は標高500mの小さな湿地の色々を。
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