映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

愛する映画の舞台を巡る旅Ⅳ ~サンクトペテルブルク(ロシア)その①~

2020-03-04 | 旅行記(海外)

**宮殿の並ぶ街**vol.1

関連映画:『マチルダ 禁断の恋』(2017)

『オネーギンの恋文』(1999)

 


 以前から一度は行ってみたかったロシア。多分、レジス・ヴァルニエ監督の『イースト/ウエスト 遙かなる祖国』(1998)を見て衝撃を受けたのがそもそもの始まりだったような……。その後も、いろいろロシア映画は見たけれども、その度に興味をかきたてられるのだった。

 まあ、建前上、サンクトペテルブルクが舞台の映画ってコトで、関連映画に『オネーギンの恋文』なんぞ挙げてみたけど、大した意味はありません。『マチルダ 禁断の恋』は、まだエカテリーナ宮殿ロケなどの記憶に新しいので挙げてみましたが。むしろ、あの「罪と罰」を巡る旅にした方が良いくらいかも。なので、映画とはまったく関係のない旅行記になります

 ロシア語は、ハラショーとスパシーバしか知らないし、字も読めない。何より、おそロシアというくらいだから、ちょっと怖いイメージもあり、こりゃツアーで行くしかないだろうと、いろいろツアーを漁っていたところ、バレエ(orオペラ)鑑賞込みで、しかも、サンクトペテルブルク~モスクワ間は列車移動、というこのツアーを見付けたのでした。これは、おひとりさまツアーではないのだけど、この時期のヨーロッパツアーは概してお安いし、一人部屋の追加料金も安かったので、昨年の11月頃に申し込んだ次第。

 年末にVISAの申請書類を出して、年明けてからVISAが降り、いよいよおそロシアに行ける!と思ったところで、新型コロナウイルス騒ぎ。これはもしかしたら入国拒否でツアーキャンセルかなぁ、、、と心配していたけれど、無事に出発できることとなりました。 


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 出発は成田から。10:50発モスクワ行きJL421便。集合は、8:20だったので、自宅を6時頃に出て7時半過ぎには無事に成田に着く。第2ターミナルに行くと、まだ時間もあるし、、、ってことで、まずは両替。事前に添乗員さんから電話で、1日当たり3,000円くらいで現金のご用意を、と言われていたので、5泊7日だけど、まあ、15,000円くらいで良いか、、、と両替。1ルーブル2.25円で、6,600ルーブルと150円のおつり。あまりレートは良くないけどルーブルはここでしか両替できないから仕方ない、、、。

 その後、カウンターに行って、添乗員のLさんとご挨拶して、JALカウンターで荷物を預ける。ここでは「2週間以内に中国へ行かれましたか?」「ダイヤモンドプリンセス号にご乗船されていませんでしたか?」と聞かれる……。ま、仕方ないよね。当然「いいえ」と答え、とっとと出国手続きを済ませる。



10:50モスクワ行き。S7航空とのシェア便

 

皆さんマスク必須、、、

 前日にWebチェックインを済ませ、2-4-2の座席で、窓側2席の通路側の席を選んでおいたのだが、お隣はラッキーなことに空席。実は、ちょっと出発2日前から鼻タレで体調万全ではなかったので、2人席を独占できたのは有り難かった。



黄色いのはキウイジュース

 キウイジュースを頼んでみたけれど、あんましキウイって感じでもなかったような。これは鼻タレで嗅覚が鈍っているからか?

 映画はいろいろあり、『ジュディ 虹の彼方に』を見始めたんだが、どうもイマイチっぽいのですぐやめた。もともと機内では集中して見られないタチなので、やはり集中力の不要なものにしようと、『マチネの終わりに』を選んでみた。

 見始めたところで食事。メニューが配られて“若き料理人たちによる機内食”とか書いてある。で、出されてきたのがコレ。


メインは、牛肉と野菜の旨煮ごはん添え

 “イエローチキンカレーアジアンスタイル”と選べたんだけど、牛肉にしてみた。まあ、悪くないけど、、、という感じ。奥に3つ並んでいるのは、左から、たたき牛蒡のすりおろし林檎和え、蒸し鶏のミモザ風、ツナとチーズのおからサラダ。おからサラダが割と美味しかった。あと、お味噌汁も濃くてなかなかgoo。この後、ハーゲンダッツのミルクアイスがデザートに配られた。

 で、再び『マチネ~』の続きを見始めたが、薬が効いてきたのか眠くなって、数時間ウトウトしたみたい。目が覚めて、再び続きを見たけど、、、ううむ、まあ感想はまたの機会に書こうと思う。その後、『英雄は嘘がお好き』を途中まで見たけど、こちらも、ううむ、、、という感じで、帰りに続きを見る気にはならなかった。

 そうこうするうちに、軽食が出る。

 意外にもスープが結構美味しかった。フルーツがショボくて泣けたけど、、、。まあ、こんなもんか。

 約10時間で無事にモスクワに着いたはいいが、「これから機内で検疫があるからそのまま着席していてください」とアナウンスがあり、しばらくすると、ごついマスクをしたオバサンがサーモカメラを構えて入ってくる。端から念入りに一人ずつ映して体温チェックをしているらしい。私は熱はないけど鼻タレでちょっと頭がボーッとしていたので、もし引っ掛かったらどうしよう、、、と思ったけどクリアしたらしい。機内で1人でも引っ掛かったら、全員降りられなかったんだろうなぁ。その場合は、やっぱり14日間隔離なのだろうか……、などと考えながら、ホッと胸をなで下ろしつつ飛行機を降りる。


モスクワ・ドモシェドヴォ空港

 ロシアの入国審査はえらく時間が掛かると聞いていたが、確かに、かなり念入りにチェックしている様子だった。何度も何度もパスポートの写真と実物を比べられ、すっぴんで眉毛がなくなった顔だったので余計に何度も見られたのかも知らんが、でっかいマスクを着けた若い男性審査官だったけど、首傾げて見比べられるのも、あんましイイ気はしないものだね、、、。入国カードにサインをさせられ、出国カードと一緒にパスポートをぞんざいに返される。「bye!」だって。スパシーバ!と言ってみたけど、無反応。

 一旦、荷物をピックアップして、ペテルブルク行きの国内線S7航空チェックインに向かう。チェックインはサクサク済んで、出発までしばし自由時間。


 

ヘンなオブジェ発見!

 この後バスに乗せられ、寒風吹く中、タラップを上がって機内へ。LCCではないと思うけど、かなり席は狭い。1時間半のフライトだけど、軽食が出る。

 パンがパサパサなのはご愛敬。かなりボリュームがあり、半分残してしまった。ドリンクはコーヒーかジュースか選べたけど、ジュースがちょっと変わっていたので敢えてジュースを選ぶ。こけももジュースらしい。この後、このこけももジュースはしょっちゅうお目に掛かることに。

 アッと言う間にサンクトベテルブルクに到着。


サンクトペテルブルク・プールコヴォ空港


こぢんまりとした空港。

 ここからバスでホテルへ。30分くらいだったかな、、、。鼻タレの上に、結構疲れてぐったり。ホテルに着いたのは午後8時半頃だった。


なかなか良い感じの部屋

 

お湯の出も良いし、水も用意してくれてあるし、キレイだし、ホッとする。ここにはこれから3泊するのだから。


TVをつけたらコロナのニュース

 ま、入国拒否に遭うこともなく、なんとか宿に辿り着けて良かった。明日からいよいよ観光だ! 

 

その②につづく

コメント (6)
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