**宮殿の並ぶ街**vol.2
関連映画:『マチルダ 禁断の恋』(2017)
その①につづき
翌朝は、7時から朝食で出発は9:30だったから、ゆっくり7時に起きて身支度し、中2階みたいなレストランへ。普通にホテルのバイキングという感じで、インドのように朝からカレーみたいな、ロシアっぽいものは特になく、、、。
クロワッサンがすごく美味しかった。真ん中のニシンのマリネもgoo
あと、このフルーツポンチみたいのが非常に美味しくて、3日連続でいただきました
ホテルの窓から。8:00前でもこの暗さ
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【2日目のスケジュール】~サンクトペテルブルク市内観光
聖イサク寺院 → 血の上の教会 → 青銅の騎士像 → 昼食(ボルシチ)→ ペトロパブロフスク要塞 → ブルーモスク → スーパーマーケット(買い物)→ 夕食
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9:30過ぎにホテルを出発し、聖イサク寺院へ。現地ガイドはナターシャさん。日本に住んだことはないけど、何度か行ったことはある、とのこと。もう成人した息子さんがいるのだそう。とっても流暢な日本語で分かりやすく有り難い。
ホテルからは20分くらいだったかな。聖イサク寺院に到着。
聖イサク寺院
が、10:30にならないと中には入れない、、、とナターシャさん。開くまで時間があるから、青銅の騎士像を見に行きましょう! ということで、歩いて行くことに。寺院の裏(?)にある、アレクサンドロフスキー庭園を入っていく。
庭園に向かう途中から見た聖イサク寺院
庭園の向かいにある旧・元老院(だったと思う)
青銅の騎士像
ピョートル1世の銅像。これを題材にプーシキンが長編叙事詩を書いたんだとか。エカテリーナ2世はこのピョートル1世のことが「大好きだった」(byナターシャさん)ので、この銅像を建てたんだ、、、とか。台座には「ピョートル1世へ、エカテリーナ2世より、1782年」と書かれているそうな。
ご覧の通り、まったく雪がないのだけど、ロシアもこの冬は歴史的な暖冬だったそうで、例年は、氷点下10℃とかに普通になるらしい。それでもモスクワよりは海に近いので暖かいのだそうだ。
……とはいえ、ネヴァ河から吹いてくる風は冷たく、ブーツに3足千円の発熱靴下とかいうモコモコの靴下を履いていたけど、足下から冷える感じだった。帽子を被っていたんだけど、純粋に防寒として帽子が大事だと感じたのって、吹雪いたときのスキー場で以来かも、、、。
庭園からネヴァ河の対岸メンシコフ宮殿とクンストカメラ(薄緑の建物)、ペトロパブロフスク要塞(右端の金色の尖塔のようなの)を臨む
メンシコフ宮殿は、ペテルブルクで最も古い建物の一つで、ピョートル大帝の友人、アレクサンドル・メンシコフ公爵の宮殿だそうな。クンストカメラは、ピョートル大帝のコレクションが展示された博物館でかなりレアなものが展示されているらしく興味あったのだけど、今回は中は見られなかった。
庭園の隣にある旧海軍省
で、そろそろ時間になったから、寺院に行きましょう~!とのことで、寒風の中、寺院へ戻る。
寺院の前にある旧馬術演習場(今は博物館)
戻る途中で、寺院の(多分)東側を通ると、柱に傷が、、、。これはもちろん、第二次大戦中の独ソ戦でのもの。ドイツ軍の大砲が当たったらしい。
左から2本目の柱にでっかい傷
いよいよ寺院に入場。
入口の天井
ロシア正教といえば、、、イコン。知らなかったのだが、ナターシャさんの説明によると、ロシア正教では「彫刻はほとんどない」代わりにイコンなのだとか。確かに、ほとんど寺院内に彫刻は見当たらなかったけど、建物の外観にはレリーフなどもふくめて彫刻がある。
中に入ってまず目に飛び込んできたのが、、、
とにかく、金ピカ、、、、。
聖イサク像、ピョートル大帝の守護聖人だそう
天井には聖霊のシンボルである鳩
上部は最後の審判、中央の真ん中には最後の晩餐
アップで撮ってみましたが、、、
キリストの復活を表したステンドグラス
共産主義時代は、ロシア正教は禁止されていたから、この寺院は倉庫(博物館だったかな)にされていたそう。まあ、壊されなかっただけマシなんだろう。壊されてしまった貴重な文化財は一杯あるみたいだし。
それにしてもこれだけ内部が金ピカだと、ちょっと頭がクラ~ッとなってくる気がする。よくぞこれだけ隙間なく描いたモノだとただただ圧倒される。何かこう、異次元の世界に連れて行かれる感じは確かにするよなぁ、、、。
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たっぷり寺院を見た後は、こちらのお店で昼食。
天井にはワインの瓶が一杯ぶら下がっていて面白い
ボルシチとピロシキ
ボルシチは、ロシアでは「冷蔵庫のお掃除メニュー」(byナターシャさん)なんだとか。ビーツさえ入っていれば、後は何を入れてもOKだそうで。白く見えるのはサワークリーム。ロシア人はサワークリーム大好きで、何にでも入れるんだそうだ。味は少ししょっぱめだがすごく美味しい。
ピロシキの方は、鶏の挽肉入りで(中身を撮り忘れた!)、こちらはかなり淡泊なお味。揚げてある割に油っぽくもなく、このボルシチと一緒に食べるにはちょうどよいバランスかも。
ペリメニ(ロシアの水餃子)
これ、美味しかったんだけど、量が多すぎてちょっと残してしまった。もちろん、サワークリームがのっていて、味は割と濃いめ。皮はモチモチしていて、実に美味しかった。
デザートのクレープ
上にかかっている赤いのは、こけももジャム。クレープと言っても、もっちりしていて、かなりヘヴィだった。半分残してしまった、、、、。
十分お腹も満たされたところで、次は血の上の教会へ!!
その③へつづく