【難読漢字】「戦ぐ」って読めますか?

簡単なのに読めない
突然ですが
「戦ぐ」という漢字
読めますか?
「戦」のイメージとは異なる意外
な使われ方をします。
正解は「そよぐ」でした!
わかりましたか?

現代ビジネス編集部
戦ぐ風
「戦ぐ」がよく使われるのは、風が吹いているような場面です。「風に戦ぐ草」「戦ぐ風」などの使い方をします。
「草が風に戦いでいる」「草原に戦ぐ風」「波の上を風が戦いでいく」というような使い方をします。風が戦っているのではなく、風が辺りをふるわせながら吹いて行く様子を表しています。
字面から受ける印象が勇ましすぎることから「戦ぐ」と漢字で書くことは少なく、ひらがなで「そよぐ」と書くことの方が多いです。
「戦ぐ」と言うとなんとなく字面からは勇ましいイメージを受けます。しかし、「戦う」という意味はありません。「そよぐ」というのは「ふるえる」「ふるわせる」という意味です。
「せんりつ」「わななき」という言葉は、ぞっとして震えたり身震いしたりという様子を表す言葉です。「戦慄」「戦慄き」と言う字を当てます。「戦ぐ」はこの字と同じ意味合いから「戦」という言葉が使われています。
「風が戦ぐ」「風に草が戦ぐ」「ふと心が戦ぐ」などは、ふと身震いするようにあたりが震える様子を表す言葉です。