与えられているものにまず目を向けることが、奇跡に気づく第一歩
2020.08.31(liverty web)
8月28日より全国で公開されたドキュメンタリー映画「奇跡との出会い。」が大反響を呼んでいる。
末期ガンと宣告された男性や、右肩を粉砕骨折するほどの大きな事故に見舞われてしまった女性。さらには白血病に冒されていよいよ死を覚悟した男性や、命が助かったとしても植物人間になるだろうと医者から告げられた女性……。
いずれも絶望的な状況下で「奇跡」を体験した方々に、女優・希島凛(きじま・りん)さんと若手俳優の市原綾真(いちはら・りょうま)さんがナビゲーターとして寄り添い、奇跡を解き明かしていく。
「奇跡なんて、特別なもの」「自分にも起きるとは思えない」という人もいるかもしれない。でも実は、奇跡は日常にもあふれている。
日常にあふれる奇跡の見つけ方について、幸福の科学の精舎講師のインタビューを掲載する(本誌2019年 3月号記事を再掲。肩書き等は当時のもの)。
◆ ◆ ◆
与えられているものにまず目を向けましょう
日常にあふれている奇跡に気づくための心構えについて、
幸福の科学の研修施設 総本山・日光精舎の専任講師に聞いた。
幸福の科学
日光精舎専任講師
津久井ひろみ
プロフィール
(つくい・ひろみ)東京都生まれ。1988年、幸福の科学に奉職。新宿精舎・箱根精舎館長、横浜正心館・千葉正心館専任講師などを経て現職。
「奇跡」と聞くと大きなものに感じるかもしれませんが、水道・ガス・電気・電車・道路など、多くの人が安全に配慮しているので、私たちは何気ない日常生活を無事に送れます。たくさんの人の「良かれ」と思う気持ちで社会が成り立っている。これも一つの奇跡なのではないでしょうか。
自分の身体でも、指をケガしたり、熱を出したりするだけで、普段通りの生活は送れませんよね。健康な体も当たり前ではない。さらに言えば、空気や水、太陽、食べ物……すべてが存在しているから、私たちは生きています。そう気がつけるかどうかで、幸・不幸は大きく変わります。
日光精舎でも、静かに人生を見つめ直し、神仏の愛に包まれていると気づかれ、静かな心の安らぎや幸福を実感される方が数多くいらっしゃいます。これも、信仰の奇跡の一つかもしれません。
心を浄化する感謝の思い
与えられていることに感謝できると、心に小さな、でも確かな光が灯り、生きる力が湧いてきます。日々の小さなことへの感謝は、自分の心を変え、大きな感謝に目覚めるトレーニングのようなものかもしれません。
以前、「百万回の感謝」という実践を行ったことがあります。毎日、仏神や守護・指導霊、両親や友人、仕事などにただひたすら感謝していくのですが、最初は心から感謝できていない自分に愕然としました。それでも毎日続けていたら、ある日突然、心の底から熱いものが込み上げてきて、涙がとめどなく溢れました。
2年半ほどで百万回を終了して思ったことは、日々の感謝には人の心を浄化し、幸せにする大きな力があるということです。自分が愛され、生かされ、許されて存在していることに気がつくきっかけになりました。
生きていればつらいこともたくさんありますが、キラキラ輝くものも必ずあるはずです。与えられているものにまず目を向けること。その気持ちを忘れなければ、世界が奇跡で満ちていることに気づけるはずです。(談)
【関連サイト】
『奇跡との出会い。─心に寄り添う。3─』公式サイト
https://aripro.co.jp/products/kiseki/
【関連動画】
ドキュメンタリー映画「奇跡との出会い。」予告編
【関連記事】
2020年8月28日付本欄 映画「奇跡との出会い。」の公開舞台挨拶 この世界は奇跡で溢れている
https://the-liberty.com/article.php?item_id=17536
2020年9月号 なぜ、幸福の科学では病気が治るのか
https://the-liberty.com/article.php?item_id=17397
2019年3月号 魔法のように毎日が輝いて見える 「日常にあふれる奇跡」の見つけ方
https://the-liberty.com/article.php?item_id=15337