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興和、イベルメクチンで オミクロン株にも効果確認!

2022年02月01日 15時19分44秒 | 日記

興和、イベルメクチンで

オミクロン株にも効果確認! 

医薬品などを手がける「興和」の本社ビル=25日、名古屋市中区

医薬品などを手がける「興和」の本社ビル=25日、名古屋市中区

 

 医薬品メーカーの興和(名古屋市)は31日、新型コロナウイルス治療薬として臨床試験(治験)を進めている抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、変異株「オミクロン株」への抗ウイルス効果を確認したと発表した。今後治療薬としての有効性と安全性を確認し、実用化を目指す。

 

 興和は1000人を対象とした治験を進めている。イベルメクチンは、ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智北里大特別栄誉教授が開発に貢献。抗寄生虫薬として世界中で使われ、30年以上の実績がある。

 

 興和は31日、抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、新型コロナウイルス感染症治療用への適応で、新変異株「オミクロン株」に対しても抗ウイルス効果を確認したと発表した。北里大学と共同の非臨床試験で、アルファ・ベータ・ガンマ・デルタ株といった既存変異株と同等の効果が示された。

 

 イベルメクチンは寄生虫感染症治療薬として世界で使用されているが、新型コロナウイルス細胞内への侵入抑制と複製阻害という作用が報告されて、治療薬(錠剤)としての応用が期待されている。2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した北里大学の大村智特別名誉教授らが発見した抗生物質で、大村氏が興和に直接依頼し、新型コロナ治療薬用として現在、第3相臨床試験(P3)を実施している。

 

以下は、2021年9月26日に投稿したブログです、参考まで。

 

世界的コロナ騒動はイベルメクチンで収束できる!!

(本内容は、大村智名誉教授と及川幸久さんとの対談から一部引用しています)

 

権威あるオックスフォード大学臨床研究グループの

プレプリントン論文発表によると、

ワクチン接種者は未接種者の251倍のコロナウィルスを、

ばらまいている事が判明とした。

 

コロナウィルスを体内で野放し培養しているとした内容は、

世界各地でワクチン接種が進むと共に、逆に感染が拡大し、

ワクチンが進んだ国では、感染が大爆発している事は事実です。

ブレイクスルー感染が頻発している原因になっていると思います。

 

ワクチンに致命的な欠点や副作用等の問題があるならば、

安全性が実証されているイベルメクチンを治療薬として使用すべきです。

 

とうとう東京都医師会の尾崎治夫会長は記者会見で、

新型コロナウィルスの感染拡大に対応するため、

主に自宅療養者の重症化を防ぐ狙いで、

イベルメクチン薬剤の使用を提言した。

 

海外で重症化を防ぐ効果が示されているとして、

抗寄生虫薬「イベルメクチン」などをコロナ感染者らに

投与すべきだと強調した。

 

尾崎治夫会長はアフリカでイベルメクチンを予防的に投与している国と、

そうではない国とを比較して、コロナの目的ではないが結果として、

10万人当りで、

   イベルメクチン使用国   感染者134.4人  死者2.2人

   イベルメクチン不使用国  感染者950.6人  死者29.3人 

 

明らかな差がででおり、実証実験としての効果があると見るべきです。

感染爆発したインドでも4月頃よりイベルメクチンを使用し、

感染者急減少、死亡者減少し今も安定して維持しています。

 

イベルメクチンを頭から否定する利益の追求者もいるでしょうが、

自宅療養で何もできず苦しみ悪化するよりは、100倍いいのではないです

か。

処方薬してもらって、自宅で経口薬として簡単に服用できれば、

多くの命を守ることができますし、医療崩壊も防げます。

 

ワクチン推進派からは、イベルメクチンを目の敵にしている

輩もいるのは事実です。 

新薬に利益追求を求める製薬会社と政府の方向より、

今の国民の命を守る、経済を守る選択をする聖者が必要です。

 

イベルメクチンを知る方も多いですが、北里大学病院の大村智名誉教授が

抗寄生虫薬を発明し、ノーベル賞を受賞されて、20年以上前より世界で使

用されていて、安全性が証明されている薬が、世界でコロナに大きな効果

が実証さていることが、明らかになってきました。

 

インドでは、3月よりデルタ株で感染爆発していましたが、WHOが反対す

るイベルメクチンを使用すると、感染者と死亡者が激減しています。イベ

ルメクチン使用していないケララ州は、ワクチンを使用しているが感染爆

発しています。

 

インドの首都デリー(人口1900万人)では、最大40万人感染していたが、イ

ベルメクチン飲用後、感染が6月末に劇的に低下しています。

2021年9月1日現在、7日平均の1日当たり、

  感染者36名、 死亡者0名

奇跡的な効果が現れているいるといえます。

 

インドでは、線虫症の特効薬としてイベルメクチンの関連企業が7社あ

り、薬局で簡単に買える環境が功を奏したといえます。

 

アフリカと南米では、オンコセルカ病は流行る回線糸状虫という寄生虫

で失明する方が続発した病気です。ボランティアがイベルメクチンを年

2回無料で配布してることから、アフリカ全土で感染が広まらず安定した

状態が維持されており、コロナの予防薬効果が実証されました。

 

最近、コンゴで国際支援のコロナワクチン接種会場を設置したが、ほとん

ど人が来なかったので、大半のワクチンを返却したというニュースがあり

ました。コロナ感染が広まっていないことが伺えます。エボラ出血熱、マ

ラリヤやコレラとか危険な地域でもコロナは落ち着いています。

 

大村智名誉教授は、この薬はただ物ではないと気づいた瞬間と言われてい

ます。年1~2回の配布でオンコセルカ病がほぼ撲滅されています。

 

南米コロンビアでは、春まで感染大拡大していたが、4月よりイベルメク

チンを使用したところ、感染者が日本より少なくなった。

 

ニカラグアでは、コロナのために以前からイベルメクチンを使用していた

ので、感染者は日本の1/10以下になっている。

 

ヨーロッパのチェコでは、感染激増の大きな波が3回ありましたが、政府

がイベルメクチンを治療薬と認可したことにより、感染が収縮している。

 

中東のエジプトでは、去年から3回の大きな感染の波があったが、イスラ

エルの隣でもあるが、早期にイベルメクチン使用したので、感染者が

1/100以下となりほぼ無い状態で、去年の1月より低い感染数で、今も低い

とのことです。最近の映像で、観光業も回復しマスクなしでどんちゃん騒

ぎしてて楽しそうでした。

 

ちなみにイスラエルは、20歳以上の2回目接種者は80%以上でも、感染が

拡大が続いていて、3回目接種が進んでいますが、さすがに警戒心からか

65歳以下の摂取は進んでいません。

 

アメリカでは、イベルメクチンの処方箋が24倍に増加していて、イベルメ

クチンは使えるのではとCDCの論調が変わってきている。しかし、利権体

質の状況では積極的にではありません。

 

日本も同じく、厚生労働省は治験中のままで時間だけ無駄に経過してい

て、軽く理解を示す程度で、効果を知っている一部の医師がイベルメクチ

ンを処方箋されている程度です。

 

北里大学病院と岡山大学病院でイベルメクチンの治験が行われています

が、ワクチン、新薬利権の見え見え政府は、劇的効果があっても儲からな

い薬には後ろ向きにしか見えません、はっきり言って魂が腐っています。

 

 

大村智名誉教授は、ガン治療のように免疫力を弱める

のではなく、イベルメクチンは免疫力を強くしてい

る、イベルメクチンは抵抗力を上げる。

菌を殺すだけでなく、次に罹りにくくなる、予防薬と

しての効果があると言われました。

 

世界の声として、フランスの医学界の重鎮のジェラール・モードラックス

博士はマイラブエッセイで、イベルメクチンについて述べられています。

人類が発明した奇跡的薬として3種類を上げています。

  ① イベルメクチン

  ② ペニシリン

  ③ アスピリン

 

③アスピリンは、副作用として出血する。

②ペニシリンは、急性アレルギーのショック症状がある。

①イベルメクチンは、40億回投与されているが、

 一人も副作用で亡くなっていない。

 

大村智名誉教授は、イベルメクチンの飲み方として、

例えば、体重60㎏の方で次になります。

  3グラム×4錠 または 12グラム×1錠 を飲む

  1~2日おいてまた 飲む

 

ビタミンC・Dと亜鉛と併用すると、より効果が高い

 

しかし、コロナの予防には使って欲しくない、今は生産量が限られている

ので、皆が使うと物が不足するからです。

感染したと思ったら、すぐに使って欲しい。

予備薬として、持っていて下さい。

 

大村智名誉教授は、ワクチンは否定はしませんとのこと。

 

6歳以下は脳への影響の可能性あるので、イベルメクチンは止めた方が良

いと言われています。

 

ノーベル賞受賞後、ヨーロッパの研究者は、イベルメクチンはインフルエ

ンザにも効くと発言されています。

 

ロシアの研究者は、免疫力を強化するのでガンにも効くと発表していま

す。

 

大村智名誉教授は、神様から授かった薬なので、日本

で認めて欲しいと言われました。

 

日本で発明されて、世界で絶大な効果が実証されているにも係わらず、日

本政府は一体どうなっているのでしょうか、政府ファーストですか、利権

でワクチンを目玉にするのは止めて頂きたい。

 

しかし、世界的コロナ騒動はイベルメクチンで収束できる!!事実は誰も止めれない!!

 


未来はまだ変えられる - Part 2 公明党は大義なき親中を改めよ

2022年02月01日 05時50分09秒 | 日記

未来はまだ変えられる - Part 2 公明党は大義なき親中を改めよ

<picture>未来はまだ変えられる - Part 2 公明党は大義なき親中を改めよ</picture>

 

2022年1月号記事

 

未来はまだ変えられる

 

「メシアの法」とは何か

 

 


contents

<picture><source srcset="https://media.the-liberty.com/images/20211124/51626787-a2a4-4f51-9e74-.width-640.format-webp-lossless.webp" type="image/webp" /><source srcset="https://media.the-liberty.com/images/20211124/51626787-a2a4-4f51-9e74-030d962197f8.width-640.jpg" type="image/png" /></picture>

未来はまだ変えられる - Part 2 公明党は大義なき親中を改めよ

 


 

公明党は大義なき親中を改めよ

 

ウイグルなどでの人権弾圧が問題になる中、公明党は中国をあからさまに庇ってきた。
その態度は、もう通用しない。

 

 

12/9発刊

メシアの法

メシアの法
大川隆法 著
幸福の科学出版

人権弾圧を理由に、欧米諸国が続々と中国に制裁を科している。そんな中、日本政府は今年6月、中国の人権弾圧の即時停止を求める国会決議案の採択を見送った。通常国会期末が迫る中で野党は次々と決議案を了承したにもかかわらず、公明党の合意が得られなかったためだ。

それ以降、日本はいまだに自由主義国として批判の姿勢を明確にできていない。政権与党の一角をなす公明党の親中姿勢は、日本の外交・安全保障に重大な影を落としている。

 

人権弾圧国を庇った数々の"実績"

大川総裁は法話「メシアの教え」の中で、「それ(中国が行う人権弾圧など)を"なあなあ"にして、もし、『経済的に利益さえ出ればいい』ということで、日本政府や、あるいは、それにくっついている公明党、創価学会等、日中国交回復を手柄として言っている人たちが、その変化にまだ気がつかないで、政治的行動をしないようにやっているとしたら、それは『悪なる行動である』というように見えざるをえないと思っています」(『メシアの法』所収)と指摘する。

日中国交正常化に尽力した公明党と母体の創価学会は、中国との友好関係を長らく重視してきた。天安門事件の大虐殺で中国が欧米から厳しい経済制裁を受ける中、現・名誉会長の池田大作氏は「困ったときに手を差し伸べることが本当の友情だと思う」と発言し、大訪中団を派遣した。その際に中国共産党の工作員と言わんばかりの批判を数多く浴びたことは、公明党・創価学会では信念を貫き通した"美談"として語られている。

傘下の創価大学は、初めて中国人留学生を受け入れた大学の一つ。前駐日中国大使である程永華氏も、その一人だ。池田氏には中国の大学から127個の名誉称号が送られ、44の大学に「池田大作研究」機関があるなど、国際交流として築いてきた中国とのパイプは太い。米シンクタンク「戦略国際問題所(CSIS)」は報告書の中で、公明党を親中と表記。中国共産党の機関紙「人民日報」も、日本を親中に導いた"実績"を称える論考を掲載したほどだ。

 

原点には人権を守る気概があったはずが

そうした中で公明党はウイグル人らの人権擁護を日本に"切り捨て"させたのだ。ただ、その原点を辿ると、元々人権を守る理念と気概があったはずではなかったのか。

創価学会・初代会長の牧口常三郎氏は、小学校の校長時代に貧しい子供たちのために、給食を導入。さらに当時の衛生環境が劣悪だったため、児童の湯銭の値下げを警視庁に陳情するなど、子供の生活改善に奔走した。

関東大震災の際に、未曾有の被害を目の当たりにし、その中でもなんとか貧しい子供たちの生活がより良くなるようにと夏に林間学校を実施するなど、教育改善にも尽力。日蓮宗の教えと教育への情熱を基に、子供たちの幸福の実現を目指した「創価教育学」を誕生させた。

しかし第二次大戦に向かっていく最中で国内の思想を統制する流れが強くなり、その矛先は、創価学会の前身である「創価教育学会」にも及んだ。牧口氏は政府の思想統制に断固拒否の態度を貫いた。その結果、治安維持法および不敬罪で投獄され、牧口氏は獄中で命を落とした。

その意志の一部が受け継がれ、創価学会は、権力による弾圧から人権を守ることを理念にし、公明党は綱領の第一条に「人権の尊重」を明記するなど、まさしく「人権の党」としてスタートした。

 

虐げられる者に寄り添う党として恥ずかしくないのか

阿鼻叫喚のウイグル強制収容所、生きたまま臓器を抜き出される悲劇、広島より1375倍も大きい核実験──それらは、かつての創価学会が戦ってきた人権弾圧とは比べ物にならない。

衆院選のマニフェストに申し訳程度の批判を掲載したものの、中国の人権弾圧に沈黙を保つ公明党の基本的な姿勢は変わっていない。世の中から見捨てられた者、虐げられた者のために戦ってきた公明党はどこに行ってしまったのだ。こうした自己矛盾に、地方の公明党議員ですら党の執行部に対して不満をあらわにしているという(*)。公明党、そして創価学会こそ、中国の人権弾圧に対して断固戦うべきではないだろうか。

(*)篠原常一郎著『「シン・共産主義革命」工作』(育鵬社)

 


中国の「クーデター」未遂事件と党内闘争

2022年02月01日 05時46分41秒 | 日記

中国の「クーデター」未遂事件と党内闘争【澁谷司──中国包囲網の現在地】

<picture>中国の「クーデター」未遂事件と党内闘争【澁谷司──中国包囲網の現在地】</picture>

 

《本記事のポイント》

  • 空軍上将「クーデター」が発覚か?
  • 軍強硬派も習近平の能力不足に見切り?
  • 党ナンバー3失脚説から透ける激しい党内闘争

 

一昨年の初春、中国・天津市で「クーデター」が発生したという(「戦闘機が天津市で墜落 中国軍東部戦区の『反乱』か」2020年3月7日付『看中國』)。その戦闘機には、ある軍人が乗っていたが、ミサイルで撃墜されている。

 

 

空軍上将「クーデター」が発覚か?

他方、21年12月下旬、今度は空軍上将、劉亜洲(りゅう・あしゅう)による「クーデター」が発覚した。劉亜洲は、李先念元国家主席の娘、李小林(中国人民対外友好協会会長)と結婚している。さらには中央紀律検査委員会委員や人民解放軍国防大学政治委員などを歴任した。

 

オーストラリア在住の民主活動家・袁紅冰(えん・こうひょう)は昨年暮れ、劉亜洲が「軍事クーデター」を起こしたが、結局、未遂に終わったと指摘している(「劉亜洲逮捕の真相 太子党の中核は反習近平か?」22年1月3日付『大紀元』)。後述するように、劉亜洲は、習近平主席に対し不満を抱いていたという。

 

ただ袁紅冰は、劉は"逮捕"されたのではなく、当局に"軟禁"された状態だと語っている(「劉亜洲の逮捕の真実、中核の太子党は反習近平か?」22年1月4日付『大紀元』)。

 

 

軍強硬派も習近平の能力不足に見切り?

元来、劉亜洲は台湾の「武力統一」を唱えるなど、軍の「強硬派」として知られていた。ところが袁紅冰によれば、近年、劉の考えが若干変わったという(同)。以下がその主旨である。

 

中国共産党は何十年もの間、台湾の統一を目指してきた。だが、大半の台湾人は同党による中台統一を拒否していることが明確化している。劉は同党の「平和的統一」作戦を失敗だと思った。そのため、「武力統一」が唯一の選択肢だと考えている。同時に、この台湾に対する「武力統一」作戦は、中国共産党の運命を賭けた博打であり、この戦いは必然的に同党と日米間で、決定的な対決を引き起こす。

 

かつて劉亜洲は、自身が企画責任を務めたプロパガンダ映画の中で、中国共産党と米国間の決闘はすでに開始されたという見方を示した。そして、中国が米国に代わって新しい"国際秩序形成者"(=世界覇権国家)になるためには、台湾の「武力統一」で、必ず日米との生き残りを賭けた決戦に直面するだろうと示唆した。

 

このように劉亜洲は、台湾の「武力統一」を提唱している。けれども、習近平主席には大きな賭けや潜在的な決戦に挑む能力はなく、戦いに勝つための戦略的ビジョン、大胆さ、野心もない、と劉は考えた。そこで今秋の第20回党大会で習近平主席の再選を阻止し、総書記を別の人物に変えたいと願った。

 

実は、劉亜洲は"逮捕"直前、曾慶紅(もともと「江沢民派」の大番頭だが、目下、江沢民の健康が思わしくないので、事実上同派の首領)と王岐山国家副主席に会ったという(「曾慶紅と王岐山が劉亜洲を助けるために乗り出す」21年12月31日付『Gnews』)。

 

たとえ曾と王が劉の「クーデター」に直接関わっていなくても、彼らは暗黙裡に劉を支持していた公算が大きい。

 

 

党ナンバー3失脚説から透ける激しい党内闘争

ところで昨年12月31日、全国人民代表大会常務委員長の栗戦書(党内序列は習近平総書記、李克強首相に次ぐ第3位)が、なぜか新年茶話会に出席しなかった。

 

茶話会直前の24日、栗戦書は全人代常務委員会閉幕時、講話を発表した。また、27~28日の民主生活会も主催している。栗は元気そうだったという。

 

この栗戦書の茶話会欠席をめぐり、中国内外ではさまざまな憶測を呼んだ。一時、栗の"失脚説"も囁かれた。しかし今年1月11日、第19期6中全会シンポジウムが開催された時、2週間ぶりに栗戦書は姿を現している。

 

周知の通り、昨年11月の6中全会では、習近平主席を讃える「第3の歴史決議」が盛り込まれた。栗戦書は、その中に江沢民の"腐敗ぶり"を書き入れるよう主張したという。だが、「江沢民派」の張高麗(前第1副首相)が猛反発し、その書き込みを阻止した(「栗戦書は中央紀律検査委員会に告発されたか?」22年1月6日付『大紀元』)。

 

そこで栗は有名なテニス選手である彭帥(ほう・すい)を利用し、張高麗の彭に対する"性的暴行事件"をSNSへ投稿させたという(同)。ただしその後、彭選手の動向は当局の管理下に置かれ、彼女の本当の様子は不明である。

 

一方、今年1月8日、習近平政権は2人の大物を失脚させた。現在、チベット自治区の張永沢副主席は最高人民検察院によって拘束され、取り調べを受けている(「チベット自治区政府副主席、取り調べ中」22年1月8日付『新華社』)。同様に、「中国人寿」董事長(理事長に相当)の王浜も逮捕され、取り調べを受けている(「中国人寿集団董事長王浜が、重大な規律違反の疑い 中央紀律検査委員会が調査中」1月10日付『ロイター』)。

 

ひょっとすると、「反習近平派」による栗戦書"失脚説"流布を機に、「習近平派」が「反腐敗運動」の名の下、反撃に出た可能性がある。これは、第20回党大会を前に、共産党内の権力争いがさらに激化する前触れかもしれない。

 

 

澁谷-司.jpg

 

 

アジア太平洋交流学会会長

澁谷 司

 

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

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