光りの「カナタニ」行くぞ!

日本の政治・経済・国防につてい情報発信します!
アジア情勢について情報発信します!
よろしく

習主席の「3期目」で縮まる中国共産党の命脈【澁谷司──中国包囲網の現在地】

2022年10月25日 05時33分43秒 | 日記

習主席の「3期目」で縮まる中国共産党の命脈【澁谷司──中国包囲網の現在地】

<picture>習主席の「3期目」で縮まる中国共産党の命脈【澁谷司──中国包囲網の現在地】</picture>

 

《本記事のポイント》

  • なぜ続投阻止は失敗したのか?
  • 習主席続投は共産党の寿命を縮める
  • 中国に予想される8つの困難

 

10月13日、彭載舟(本名、彭立発)が起こした「北京四通橋横断幕事件」や中国のSNS上での書き込みなどから分かる通り、明らかに、中国人民の"民意"は、習近平主席「3期目続投」にはノーであった。しかし、第20回党大会では、"民意"とは反対の方向へ進んだ。

 

 

なぜ続投阻止は失敗したのか?

実は今度の党大会で、元老達(「老人帮」)が立ち上がって「救国」(正確には「救党」)を宣言し、習近平主席の「3期目続投」を阻止しようとした。そして、確かに、そのチャンスはあったかもしれない。

 

まず一つは、選挙による平和的な政権移行である。もう一つは、軍事力による「クーデター」的な政権移行だった。

 

今度の党大会では、2310名が参加している。その中には、決定的な影響力を持つ主席団常務委員会46名が存在した。その常務委員会に、元老達の数は19名を占め、4割以上にも達した。そこに現役の政治局委員を加えれば、「習近平派」より「反習近平派」が多かったのである。選挙による平和的な政権移行が可能だったはずである。

 

それにもかかわらず、元老達を含めた「反習派」は、習主席「3期目続投」を阻止できなかった。恐らく、一部の「反習派」現役幹部らが結束せず、「習派」へ"寝返った"のではないか。

 

他方、なぜか「反習派」の「切り札」である軍が動かなかった(「中立」を維持)。一時、江沢民が中央軍事委員会を掌握していたのではなかったのか。そして、「反習派」の急先鋒、李橋銘「陸軍司令官」や林向陽「東部戦区司令官」(両上将共に一度更迭されたが、軍事委員会によって前者は昇格、後者は再任された)には、軍派遣の要請はなかったのだろうか。

 

 

習主席続投は共産党の寿命を縮める

仮に、李克強首相が総書記になれば、「改革・開放」政策をとり、共産党の寿命が延びる可能性があった。しかし、習主席「3期目続投」となれば、党の命脈も早く尽きる公算が大きい。習主席は「死の道」への"加速師"と呼ばれているのだ。

 

今回、党全体の総意として、後者を選択したと考えられる(共産党の問題点は、"ストロングマン"がこうだと言ってそちらへ進めば、一斉になびく。彼に対し、決して抗えない気質なのかもしれない)。

 

習主席続投の場合、経済的破綻から、共産党政権自体のハードランディングも十分あり得るのではないだろうか。恐らく共産党幹部は、自らの利益(生き延びる道)ばかりを考えて、人民のことはまったく考慮しなかった結果だと言えよう。

 

 

中国に予想される8つの困難

さて、習主席「続投」は、第1に「ゼロコロナ政策」を継続するという意味ではないか。毎日のように行われる厳しいPCR検査や大都市でのロックダウン等で、国内外サプライチェーンが寸断されるだろう。

 

第2に、習主席は「改革・開放」を好まず、いわば「鎖国政策」を実行するかもしれない。そうなると現在、中国に存在する外資は海外へ流出する可能性が高い。中国国内での生産活動は、縮小するに違いない。

 

第3に、目下、中国国内では、不動産ディベロッパーの「未完成建物」の増大で、購入者の「ローン不払い」が激増している。つまり、地方政府や地方銀行の不良債権が増えている。一部の地方銀行では預金者への不払いが起きた。

 

最終的に、中央政府の財政赤字が膨らみ、中国経済がさらに悪化するだろう(第20回党大会中、北京は第3四半期のGDP(国内総生産)発表を延期したほどである)。

 

第4に、元安傾向に歯止めがかからない。10月22日現在、1米ドル=7.24元と、中国でも元安となっている。

 

無論、元安は輸出には有利だが、海外からモノを輸入する場合には高価格となる(なお中国は、集積回路・コンピュータ部品、光学・医療機器、金属鉱石等の他、エネルギーや食糧を他国から大量に輸入している)。国内の物価高は避けられないだろう。

 

第5に、「戦狼外交」が継続し、ますます外国との摩擦が大きくなるだろう。

 

特に、米国との対決姿勢を鮮明にするのではないか。恐らく習主席の「中国の夢」とは、"世界制覇"である。米国による世界支配体制(「パクス・アメリカーナ」)打破を目指すだろう。「戦狼外交」や、その延長線上にある"世界制覇"路線は、外国とのさらなるトラブルを招く公算が大きい。

 

一方、習主席は悲願である台湾との統一を早めようとするかもしれない。台湾との「1国2制度」による平和的統一は、大部分の台湾人が反対している。中国の武力による台湾統一を容易ならざるものとすべく、世界は対策を急ぐべきだ。

 

第6に、習政権は「一帯一路」構想で、さらに巨額のカネをばら撒く公算がある。しかし、それは将来、財政破綻を招く恐れがあるだろう。

 

第7に、「第2文革」(子供が親を、学生が教師を「密告」する等)で、国内がギスギスするのではないか。

 

第8に、中国はすでに「少子高齢化」の時代を迎えている。若い労働力に溢れた「人口ボーナス」は消滅し、高齢者の多い「人口オーナス」(社会保障費等の増大)が習政権を苦しめるのではないだろうか。

 

 

澁谷-司.jpg

 

 

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

 

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

【関連書籍】

ウクライナ問題を語る世界の7人のリーダー

 

『ウクライナ問題を語る世界の7人のリーダー』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

【関連記事】

2022年9月19日付本欄 「寝そべり族」「内巻」「996」──中国の「流行語」から垣間見える、共産党政権の危うい未来【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article/19884/

 

2022年8月8日付本欄 中国経済の「3大危機」【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article/19773/


ウイグルで横行する「AIによる逮捕」 米ジェノサイド認定の立役者が語る完全監視社会の内幕【ザ・ファクト×The Liberty】

2022年10月25日 05時32分37秒 | 日記

ウイグルで横行する「AIによる逮捕」 米ジェノサイド認定の立役者が語る完全監視社会の内幕【ザ・ファクト×The Liberty】

<picture>ウイグルで横行する「AIによる逮捕」 米ジェノサイド認定の立役者が語る完全監視社会の内幕【ザ・ファクト×The Liberty】</picture>

 

アメリカのトランプ政権退陣間際の2021年1月20日、ポンペオ国務長官(当時)が、新疆ウイグル自治区で行われていることはジェノサイド(大量虐殺)であると認定した。バイデン政権はこの方針を継承しているため、大きな置き土産となった。

 

このジェノサイド認定の立役者となったのが、ザ・リバティ11月号記事「新疆(ウイグル)公安ファイルが示す恐ろしい実態」に登場するヌリー・ターケル国際的信教の自由委員会議長である。

 

マスコミが報道しない「事実」を世界に伝えるネット番組「THE FACT」は、ザ・リバティの特集のヌリー・ターケル議長のコメントに基づいて番組を作成。

 

ターケル氏が明かす「AIによる逮捕」のおぞましい実態や、日本が採るべき方策、宗教が団結し唯物論国家に立ち向かうべき理由等について解説する。

 

作家エリ・ヴィーゼルの言葉を引用し、ターケル氏が述べているように「沈黙は暗黙の同意である」。ウイグル・ジェノサイドという残虐な行為を国家として放置してはならないであろう。

 

 

ウイグルで横行する「AIによる逮捕」 米ジェノサイド認定の立役者が語る完全監視社会の内幕【ザ・ファクト×The Liberty】

00:00 オープニング
02:01 国際的信教の自由委員会議長ヌリー・ターケル氏とは?
03:52 「AIによる逮捕」の衝撃!ターケル氏インタビュー
06:05 AIに仕組まれるアルゴリズム
08:03 ウイグル人を実験台にしてAI監視技術を向上させている
10:42 ジェノサイド条約に批准していない日本は早急に対応を改めるべき
12:56 「日本版マグニツキー法」制定を急ぐべき
13:40 日本はウイグルからの輸入禁止・取引停止措置を取るべき
15:06 「唯物論国家は悪」と断定し、宗教的自由を発信すべき
17:30 「信教の自由」は人類が大切にすべき普遍的な価値

 

<出演>

長華子(月刊「ザ・リバティ」編集部デスク)

The Liberty Web - https://the-liberty.com/

聞き手:新村幸久(ザ・ファクト・ディレクター)

 

<ヌリー・ターケル氏のインタビュー記事>

月刊「ザ・リバティ」11月号

https://the-liberty.com/article/19901/

 

【関連書籍】

 

小説 十字架の女(3)<宇宙編>

『小説 十字架の女(3)<宇宙編>』

大川隆法著

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

メシアの法.jpg

『メシアの法』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

2022年11月号

『ザ・リバティ』2022年11月号

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

いずれも幸福の科学出版

 

【関連動画】

「新疆公安ファイル」流出! ファイルを託された博士が明らかにしたウイグル弾圧の恐るべき実態【ザ・ファクト×The Liberty】

https://youtu.be/hw34WFny6-w

https://thefact.jp/2022/4048/

 

2023年春に中国は台湾に侵攻か!? 米元海軍大佐が明かす衝撃の未来 「ザ・ファクト」が「ザ・リバティ」の特集を読み解く番組を制作【ザ・ファクト×The Liberty】

https://youtu.be/6b41ayutLGY

https://thefact.jp/2022/4040/

 

アメリカを2度繁栄に導いた経済顧問・ラッファー博士に学ぶ「日本経済復活」の方策!【ザ・ファクト×The Liberty】

https://youtu.be/iu4uK7XS7Cg

https://thefact.jp/2022/3891/

 

バイデン大統領は「大恐慌」を招くのか?レーガンとトランプの経済参謀ラッファー博士に聞く「インフレ解決法」【ザ・ファクト×The Liberty】

https://youtu.be/ThvLmtkErzo

https://thefact.jp/2022/4022/


映画「呪い返し師─塩子誕生」 動員ランキング4位で3週連続トップ5入り!

2022年10月25日 05時30分38秒 | 日記

映画「呪い返し師─塩子誕生」 動員ランキング4位で3週連続トップ5入り!

<picture>映画「呪い返し師─塩子誕生」 動員ランキング4位で3週連続トップ5入り!</picture>

 
興行通信社が発表する週末映画動員ランキング。

10月22日から23日までの全国映画動員ランキングが発表され、大ヒット上映中の映画「呪い返し師─塩子誕生」が第4位となり、3週連続でトップ5入りを果たした。

 

映画「ちはやふる」の小泉徳宏監督のメガホンをとる「線は、僕を描く」や、スタジオジブリの人気アニメ映画の実写版「耳をすませば」など話題作が目白押しの中で健闘。ユナイテッド・シネマグループのランキングでは3週連続の1位を獲得した。

 

 

映画『呪い返し師―塩子誕生』|2022年10月7日(金)公開!特報「この世界には呪い返しが必要である──」

 

『呪い返し師─塩子誕生』

【公開日】
全国公開中!
【製作総指揮・原作】
大川隆法
【企画】
大川紫央
【キャスト】
希島凛 福永紗也 鈴木まりや 吉田宗洋 土平ドンペイ モロ師岡 長谷川稀世 立木文彦(声の出演) 目黒祐樹
【スタッフ】
監督/赤羽博 脚本/大川咲也加
【製作等】
製作/幸福の科学出版 製作協力/ARI Production ニュースター・プロダクション 制作プロダクション/ジャンゴフィルム
【配給等】
配給/日活 配給協力/東京テアトル

公式サイト https://hs-movies.jp/shioko/

©2021 IRH Press

 

【STORY】

都内・賀茂野女子高校、夜7時7分。オカルト研究会の部員たちが「呪い返し師」を呼び出す儀式を行っていた。不気味な現象に度々襲われる部員・奈々子を救うためだった。清めの塩で円陣と五芒星を描き、願いを記した封書を焚き上げる──と、突風と共に袴姿の女性が……。それが呪い返し師・塩子だった。彼女は奈々子を呪っていた生霊の正体を看破し、たちまち呪いを払う。以後、奈々子たちは呪いに苦しむ人の話を聞きつけては、塩子に呪い返しを頼んでゆく。世に、呪いが関わる事件がこれほど多かったとは。老人から金をだまし取る男、家庭内で暴力を振るう会社員、霊的なものを否定し「留年」を盾に議論を封殺する大学教授……。塩子への依頼は次々と舞い込む。そしてついには誰もが知る天道グループの御曹司の知られざる醜聞を知ることに。果たして塩子たちは強敵との対決で何を見るのか──。

 

【関連書籍】

 

映画「呪い返し師―塩子誕生」原作集

 

 

『映画「呪い返し師―塩子誕生」原作集』

大川隆法著

幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

映画『呪い返し師―塩子誕生』オリジナル・サウンドトラック

 

 

『映画『呪い返し師―塩子誕生』オリジナル・サウンドトラック〔CD〕』

〔作詞・作曲〕大川隆法、他

幸福の科学出版で購入

Amazonにて購入

【関連記事】

2022年10月7日付本欄 映画「呪い返し師─塩子誕生」初日舞台挨拶を開催 時代を反映したニューヒーロー誕生!

https://the-liberty.com/article/19946/

 

2022年11月号 家庭不和、依存症、相続トラブル、認知症、引きこもり── え、そういうのも呪いなの? - Part 1

https://the-liberty.com/article/19903/

 

2022年10月号 あなたも呪われている? 映画「呪い返し師─塩子誕生」 - Part 1

https://the-liberty.com/article/19827/