本日はベスパのお話です。vespaとは何の意味?ススメバチのことでした。
なるほど、うなずけますね。あの2サイクルのエンジン音は確かに甲高い音がしますのでススメバチに似ていると言われればうなずけます。
さて、そのべスパが出てくる映画で有名なのが「ローマの休日」ですね。
グレゴリーペック演ずるアメリカ人の新聞記者とオードリーヘップバーン演ずるヨーロッパの王女さんとの恋物語なのですが、ローマの街中を二人乗りして駆け回る場面にべスパは登場します。
アン王女たちが乗り回したべスパは排気量が125CCのものです。
次の画像がvespa125です。
フロントフェンダーの上にヘッドライトが載っているのが外観上の特徴です。
それを左側面から見た画像がありました。
フロントサスペンションを見てみましょう。左側にはサスペンションのアームが見えません。タイヤが片方のサスペンションだけで支えられているのです。いわゆる「片持ちサス」と言うやつです。後輪が片もちの二輪車はいくつかありますが(BMWなど)前輪まで片もちなのは量産二輪車ではべスパだけなのではないでしょうか。
おまけにべスパにはスペアタイヤまでホイール付きで搭載されているのです。タイヤサイズは前後輪とも同サイズなのでパンクした時には簡単にタイヤ交換が出来るそうです。前輪を片持ちにしたのにはこのスクーターを製造しているピアジオ社の歴史に関係がありそうです。
ピアジオ社は第二次大戦中は航空機の部品などを製造していたそうです。そういえば戦闘機の前輪タイヤは格納時を考えて片持ちになっていますね。
さらに、イタリヤの街には石畳の道がありパンクしやすかったのでタイヤ交換をしやすくするために片持ちを採用したのでしょうか。
さて、フロントフェンダーの上にヘッドライトを付けたのには何か理由があったのでしょうか。
二輪車のヘッドライトはハンドルの中央部に位置するのが普通です。前輪の振動をもろに受けやすい位置にヘッドライトをつけたのには理由があったのでしょうか。
当時の自動車の多くは前輪タイヤのフェンダーの上にヘッドライトを搭載していますね。
次の画像をみて下さい。
この画像も「ローマの休日」の一場面です。グレゴリーペックが街でアン王女を探し出し自動車から降りようとしています。
これはフィアット社のトッポリーノと呼ばれた車です。排気量が500CCのミニカーです。
長身のグレゴリーペックが乗り込む場面が愉快でした。本当に小さい車で長身の男性が乗るのには大変そうでした。
このトッポリーノもヘッドライトが前輪フェンダーの上に搭載されています。ヘッドライトはフェンダーの上に付けるのが常識だったのでべスパもそうしたのでしょう。トッポリーノの画像をもう一枚見ましょう。
上記のトッポリーノの屋根は鉄板製のハードトップですが、映画に出てくるものは屋根がありません。
簡単に取り外しできるキャンバストップの屋根なのです。ヨーロッパの小型車にはこのようなソフトトップの屋根を採用しているものが多くあるようです。有名なところではシトロエンの2CVですね。
屋根が無い乗り物はバイク乗りとしては憧れなんですが、日本のように雨の多い国土ではキャンバストップは残念ながら不向きですね。
この車の名前、トッポリーノとはハツカネズミのことだそうです。ちょこまか動くさまは似てないとも言えませんね。そういえばトッポジージョなんていうアニメのキャラクターもありましたね。あれもネズミでしたね。
話は脱線だらけですが、このトッポリーノはその後、外観こそ変わってしまいますがフィアット500として長く庶民の足としてヨーロッパの人々に愛され続けているのを忘れてはいけません。
次の画像のフィアット500が有名です。
最近発表されたフィアット500は排気量も大きくなり単なる小型車になってしまいましたが、この当時のミニカーの味も捨てがたいですね。
忘れるところでした。べスパはわが国のテレビ映画にも登場しています。
松田優作主演の「探偵物語」です。
このべスパはヘッドライトがハンドルの中央にある今の形ですね。この映画のべスパは手荒く扱われていましたね。松田優作演ずる探偵さんが乗ってきたべスパを放り投げ、走り出すなんて場面もあったようです。
話がまとまりつかなくなったので、この項は一応おしまい。
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なるほど、うなずけますね。あの2サイクルのエンジン音は確かに甲高い音がしますのでススメバチに似ていると言われればうなずけます。
さて、そのべスパが出てくる映画で有名なのが「ローマの休日」ですね。
グレゴリーペック演ずるアメリカ人の新聞記者とオードリーヘップバーン演ずるヨーロッパの王女さんとの恋物語なのですが、ローマの街中を二人乗りして駆け回る場面にべスパは登場します。
アン王女たちが乗り回したべスパは排気量が125CCのものです。
次の画像がvespa125です。
フロントフェンダーの上にヘッドライトが載っているのが外観上の特徴です。
それを左側面から見た画像がありました。
フロントサスペンションを見てみましょう。左側にはサスペンションのアームが見えません。タイヤが片方のサスペンションだけで支えられているのです。いわゆる「片持ちサス」と言うやつです。後輪が片もちの二輪車はいくつかありますが(BMWなど)前輪まで片もちなのは量産二輪車ではべスパだけなのではないでしょうか。
おまけにべスパにはスペアタイヤまでホイール付きで搭載されているのです。タイヤサイズは前後輪とも同サイズなのでパンクした時には簡単にタイヤ交換が出来るそうです。前輪を片持ちにしたのにはこのスクーターを製造しているピアジオ社の歴史に関係がありそうです。
ピアジオ社は第二次大戦中は航空機の部品などを製造していたそうです。そういえば戦闘機の前輪タイヤは格納時を考えて片持ちになっていますね。
さらに、イタリヤの街には石畳の道がありパンクしやすかったのでタイヤ交換をしやすくするために片持ちを採用したのでしょうか。
さて、フロントフェンダーの上にヘッドライトを付けたのには何か理由があったのでしょうか。
二輪車のヘッドライトはハンドルの中央部に位置するのが普通です。前輪の振動をもろに受けやすい位置にヘッドライトをつけたのには理由があったのでしょうか。
当時の自動車の多くは前輪タイヤのフェンダーの上にヘッドライトを搭載していますね。
次の画像をみて下さい。
この画像も「ローマの休日」の一場面です。グレゴリーペックが街でアン王女を探し出し自動車から降りようとしています。
これはフィアット社のトッポリーノと呼ばれた車です。排気量が500CCのミニカーです。
長身のグレゴリーペックが乗り込む場面が愉快でした。本当に小さい車で長身の男性が乗るのには大変そうでした。
このトッポリーノもヘッドライトが前輪フェンダーの上に搭載されています。ヘッドライトはフェンダーの上に付けるのが常識だったのでべスパもそうしたのでしょう。トッポリーノの画像をもう一枚見ましょう。
上記のトッポリーノの屋根は鉄板製のハードトップですが、映画に出てくるものは屋根がありません。
簡単に取り外しできるキャンバストップの屋根なのです。ヨーロッパの小型車にはこのようなソフトトップの屋根を採用しているものが多くあるようです。有名なところではシトロエンの2CVですね。
屋根が無い乗り物はバイク乗りとしては憧れなんですが、日本のように雨の多い国土ではキャンバストップは残念ながら不向きですね。
この車の名前、トッポリーノとはハツカネズミのことだそうです。ちょこまか動くさまは似てないとも言えませんね。そういえばトッポジージョなんていうアニメのキャラクターもありましたね。あれもネズミでしたね。
話は脱線だらけですが、このトッポリーノはその後、外観こそ変わってしまいますがフィアット500として長く庶民の足としてヨーロッパの人々に愛され続けているのを忘れてはいけません。
次の画像のフィアット500が有名です。
最近発表されたフィアット500は排気量も大きくなり単なる小型車になってしまいましたが、この当時のミニカーの味も捨てがたいですね。
忘れるところでした。べスパはわが国のテレビ映画にも登場しています。
松田優作主演の「探偵物語」です。
このべスパはヘッドライトがハンドルの中央にある今の形ですね。この映画のべスパは手荒く扱われていましたね。松田優作演ずる探偵さんが乗ってきたべスパを放り投げ、走り出すなんて場面もあったようです。
話がまとまりつかなくなったので、この項は一応おしまい。
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