ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「出来ないと言うな、やりたくないと言え!」

2018年06月24日 09時23分47秒 | 独り言
かって、そのように言った革命家がいた。
その人の名はウラジーミル・イリイチ・レーニンである。



この言葉はロシア革命のさなかに、自分たちの党派<ボルシェビキ>が少数派だった時、「そんなの出来るはずが無い」との多数意見に対してレーニンが革命の遂行を鼓舞して言った言葉とされています。

ロシア革命が正しい歴史の道筋だったのかは、いまはここでは問わないにしても、レーニンがその時言ったこの言葉には、説得力を感じます。
なぜなら、歴史の推移は歴史の中に暮らしている人々の「共同の意思」により動いてきているから、と思うからです。
「人々の行動は、必ずや人の脳を通じて行われる」と言った哲学者がおりました。
社会の成員の多くの意思が共同性を帯びた時、社会は変革されていったと思うのです。

さて、わが国の幕藩体制が崩壊したのは、ペルーが浦賀沖に来てから、わずか15年後でした。
その後、人々は洋服を取り入れ牛鍋まで食するようになっていったのです。
280年も続いた江戸封建社会はわずか15年の急激な社会の変化を阻止することが出来なかったのです。
盤石と思われていた幕藩体制の崩壊の背後には、変化を望む共同の意思が存在していたと捉えることが出来ます。

世の中には「出来ないだろう」と思われる事象が多くあります。そして、それらに対処するとき「やりたくない」と思ってしまうかもしれません。でも、やってみたら「出来た」ことだってあったのです。

私にとって、勉強や部屋の片づけは「やりたくない」ことの一つですが、やってみると意外と面白かったりもします。







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