7月29日は試験の初日であった。その日は2科目の試験を受けた。
一時限目の試験は、「権力の館」であった。
設問は以下の様であった。
「授業の内容に即し、<権力の館>について思う所を記述せよ」
それへの私の回答
司法、行政、立法のそれぞれの権力の館の中で、行政府の館である首相官邸と司法の館である最高裁の建物について共通する特徴を述べてみたい。
現在の首相官邸は近年建て替えられて、首相執務室がある階まで直通のエレベーターがあるそうである。
それに乗ると執務室まで直行できることになる。官邸の玄関を通り過ぎれば、多くの人に出会うことなく首相は自分の執務室に到達できることになる。
また、最高裁の建物もそのような構造であると聞きます。このような構造を持つ建物にいる人の意識を考えてみたい。言葉を変えればそこにいる人の心理に、その建物の構造はどのように働くのであろうか。
人に煩わされることが少ない状態は、政治家や最高裁の判事にとってははたして良いことなのであろうか。
八時限目の試験は日本政治思想史であった。これは前期の試験で最下位の評点を貰った科目である。再試験なのである。
今回、出された設問は、戦後アメリカが日本の民主主義に与えた影響を多角的に論ぜよ、であった。
それへ私の回答。
GHQの施策で土地改革があった。これが農民層の土地からの離脱を促し、ひいてはそれが都市部への人口の流出を招き、都市郊外の公団の建設を促進させた。
団地の住民は自治会を組織したりしたがそれは革新陣営の大きな票田にもなっていった。公団建設により大都市の近郊では「ソ連化」が見られたのである。
以上の論旨で回答をしたのであるが、今振り返ればいささか強引な論の運びだったかもしれない。
出題者の意図とは異なった見解を、どのように評価されるのかが楽しみである。
以上の2科目は記述試験である。記述試験はやはり難しい。考えたことを制限文字数にまとめるのは難儀であった。ともすれば文字数を超えそうになり、終盤ではあわてて、結論めいたことに強引に論を進めてしまったようである。途中で余計なことを書きすぎるのである。反省はしているのだが。
一時限目の試験は、「権力の館」であった。
設問は以下の様であった。
「授業の内容に即し、<権力の館>について思う所を記述せよ」
それへの私の回答
司法、行政、立法のそれぞれの権力の館の中で、行政府の館である首相官邸と司法の館である最高裁の建物について共通する特徴を述べてみたい。
現在の首相官邸は近年建て替えられて、首相執務室がある階まで直通のエレベーターがあるそうである。
それに乗ると執務室まで直行できることになる。官邸の玄関を通り過ぎれば、多くの人に出会うことなく首相は自分の執務室に到達できることになる。
また、最高裁の建物もそのような構造であると聞きます。このような構造を持つ建物にいる人の意識を考えてみたい。言葉を変えればそこにいる人の心理に、その建物の構造はどのように働くのであろうか。
人に煩わされることが少ない状態は、政治家や最高裁の判事にとってははたして良いことなのであろうか。
八時限目の試験は日本政治思想史であった。これは前期の試験で最下位の評点を貰った科目である。再試験なのである。
今回、出された設問は、戦後アメリカが日本の民主主義に与えた影響を多角的に論ぜよ、であった。
それへ私の回答。
GHQの施策で土地改革があった。これが農民層の土地からの離脱を促し、ひいてはそれが都市部への人口の流出を招き、都市郊外の公団の建設を促進させた。
団地の住民は自治会を組織したりしたがそれは革新陣営の大きな票田にもなっていった。公団建設により大都市の近郊では「ソ連化」が見られたのである。
以上の論旨で回答をしたのであるが、今振り返ればいささか強引な論の運びだったかもしれない。
出題者の意図とは異なった見解を、どのように評価されるのかが楽しみである。
以上の2科目は記述試験である。記述試験はやはり難しい。考えたことを制限文字数にまとめるのは難儀であった。ともすれば文字数を超えそうになり、終盤ではあわてて、結論めいたことに強引に論を進めてしまったようである。途中で余計なことを書きすぎるのである。反省はしているのだが。
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