8月20日は三十三間堂(蓮華王院)の東側に伽藍を構える養源院を拝観しました。
今年は浅井長政が織田信長に滅ぼされて450回忌にあたり長浜城歴史博物館では「浅井長政と菩提寺・養源院」展が開催されています。
ここ養源院でも通常非公開の「松の間」が公開されています。
養源院では録音による案内ですが浅井長政の450回忌だからでしょうか?お坊さまの案内と解説があります。
"謎の絵師"と言われる俵屋宗達の絵が多数残り、しかも全てがオリジナルを見る事の出来る貴重なお寺です。
上から「麒麟」「唐獅子」「白象」の杉戸絵です。
本堂の廊下には関ヶ原の戦いの前哨戦である伏見城の戦い(1600)で鳥居元忠以下の徳川方の兵士が自害した伏見城廊下の床板を弔いを兼ねて天井板としたものです。
今回、特別公開されている「松の間」にある俵屋宗達筆の「岩に老松図」です。
この部屋は浅井長政公の位牌や徳川歴代将軍の位牌がお祀りされています。
お寺の由緒にも関係があり、当初は淀殿が父長政の追善の為に長政二十一回忌の時に建立しています。
その後の火災により焼失しますが、元和7年(1621)に淀殿の妹・お江(徳川二代将軍秀忠公正室)により再建されています。
堂宇内は撮影禁止なので映像はネットからお借りしました。
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