12月5日、厭離庵の次に清涼寺を訪ねました。
ご本尊の釈迦如来立像に因んで京都では「嵯峨釈迦堂」と呼ばれる事の方が多いお寺です。
立派な仁王門を入ると西側(左手)には多宝塔と聖徳太子をお祀りする八角形のお堂があります。
この辺りの紅葉も綺麗です。
三国伝来の生身のお釈迦さまで多く模刻されています。
寛和3(987)年、然(ちょうねん)が中国から帰国し、大清凉寺の建立を計画され没後、弟子の盛算が棲霞寺に、師が宋より請来された釈迦如来立像(国宝)を安置されました。
近年の解体調査で体内に内臓を形どった納入物があり、生身如来といわれている。
建立は(寛平7)895年頃と言われる歴史を有しています。
本堂も規模が大きく、立派な建物です。
この日は本堂裏に広がる有料拝観エリアにも入りました。
猛暑の影響を受けた今年の紅葉です。
弁天堂周辺の紅葉も見事です。
ここまで歩いて来てよかったと思える瞬間でもあります。
嵐山・嵯峨野エリアで12月に入って"見頃"になるのは珍しい事です。
本堂の東側(右手)には源氏物語の主人公と言われる"源融"の別荘跡(棲霞観跡)に建つ阿弥陀堂があります。
また、宝物殿には源融がモデルという阿弥陀三尊像の他、多数の宝物を安置されています。
仏さまの写真はネットからお借りしました。
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