最後は白雲(しらくも)神社です。
ご祭神は妙音弁財天と言われる市杵島姫命で公家の西園寺家が琵琶の宗家であった事から音楽の神として崇敬されています。
西園寺家は後に総理大臣西園寺公望を輩出した家です。
また、明治2年(1869)にこの地に私塾「立命館」を開いています。
私学「立命館」のルーツがここにあったとは意外ですね。
白雲神社は旧西園寺家の鎮守社で元仁元年(1224)、西園寺公経(きんつね)が北山殿造営に際して建立した妙音堂に由来します。
北山殿と言えば室町幕府第三代将軍義満造営の金閣寺(鹿苑寺)が名高いですが、元は西園寺家の別荘地でした。
文化財として西園寺妙音堂の旧本尊木造弁財天坐像があり2002年には国の重要文化財指定を受けています。
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