京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

東寺(教王護国寺)の紅葉

2024年12月09日 09時02分00秒 | 日記
 11月30日の最終は東寺の夜間拝観に来ました。






東寺にも毎年秋の夜間拝観に来ています。
今年の紅葉はやなり遅れていて、ここ東寺でも例年だと既に"見頃"になっているのですが、まだ青葉が目立つ状態でした。

徳川家光が寄進した五重塔、、、紅葉に映えて素晴らしい光景です。














ひと通り境内を巡ると長い行事が、、、
金堂内を拝観する方の列でした。








お薬師さまの台座にはお薬師さまをお守りする十二神将がお祀りされています。
台座部分にお祀りさるのは珍しい例です。

金堂内の拝観を諦め、行列の短い講堂の行列に並びます。







弘法大師空海が嵯峨天皇から下賜された東寺ですが、弘法大師が先ず建設されたのが講堂と言われています。

難しい密教の世界観を仏像で表現した立体曼荼羅の世界が広がっています。

大日如来を中心に五智如来(ごちにょらい)が配されています。

大日如来に対面して右側に、金剛波羅蜜多菩薩(こんごうはらみったぼさつ)を中心にした五大菩薩(ごだいぼさつ)が、、、

左側に、わが国にはじめて紹介された不動明王を中心にした五大明王(ごだいみょうおう)。

須弥壇の四方には、四天王、そして梵天(ぼんてん)、帝釈天(たいしゃくてん)が警護するように配されています。

大日如来坐像を中心とする五智如来部以外の仏像以外は全てが国宝に指定されています。

夜間拝観は巡れる境内範囲が限られますが、昼間の拝観では行われていない、講堂裏側に順路が取られ、仏像の後側が見れるのが魅力です。



いつ来ても充実感のある東寺の拝観です。

お堂内は撮影禁止なので、掲載の内部写真は東寺HPからお借りしました。








真如堂(真正極楽寺)の紅葉

2024年12月09日 08時00分00秒 | 日記
 11月30日、栄摂院の次に真如堂(正しくは真正極楽寺)を拝観しました。





天台宗の寺院で、正式には真正極楽寺と言います。

寺名は正真正銘の極楽の寺という意味で、真如堂はもともと本堂の呼び名だったそうです。

平安初期に円仁が霊木で彫った阿弥陀如来を本尊として堂宇を建てたのがはじまり。本尊阿弥陀如来像は女人を救う仏で、「うなずきの弥陀」という別称で庶民に親しまれています。



ご本尊は毎年11月15日にお厨子が開扉されます。



僕のお気に入りのお寺のひとつで、毎年春の新緑、秋の紅葉時には必ず訪れるお寺です。





三重塔の前に設けられた茶屋で一服、、、
紅葉を眺めながらのお抹茶は格別に美味しく感じます。

















この日は有料拝観エリアにも入り真如堂の紅葉の素晴らしさを満喫しました。

境内には三重塔や山門、元三大師堂、鐘楼など京都府指定文化財の伽藍が建ち並んでいます。





元三大師会の前にある石燈籠は近くに住んでいた田邊朔郎博士が寄進されたものです。







近くには田邊朔郎博士の自宅がありましたが、現在は書斎だった「百石斎」のみ残されて国の登録有形文化財に指定されています。