京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

天龍寺塔頭 宝厳院

2021年11月24日 07時08分00秒 | 日記
 天龍寺と法堂を拝観し次に塔頭の宝厳院へと来ました。







こちらの庭園は「獅子吼(ししく)の庭」と呼ばれ、もみじに巨石、滝、色々な種類の竹垣があり素晴らしい庭園です。

獅子吼とは「仏が説法する」の意味で、この庭園を巡る事で人生の真理、正道を肌で感じて欲しいとの願いが込められています。









変化に富んだ庭園で、巡るだけでも心が癒されます。









門前には「嵐山羅漢」がお祀りされており、嵐山の守護と景観保全の願いが込められています。

夜間拝観もされていますが紅葉を愛でるには昼間の方がいいですね!



秋の紅葉シーズン限定の御朱印です。



天龍寺の紅葉と法堂拝観

2021年11月23日 08時40分00秒 | 日記
 11月15日の午後は嵐山にある世界文化遺産にも登録されている天龍寺へと来ました。



長辻通を北に向かい、西に折れると天龍寺の勅使門があります。




天龍寺の歴史は暦応2年(1339)に奈良吉野で崩御された後醍醐天皇の菩提を弔うために足利尊氏が夢窓疎石の勧めにより創建した禅寺です。

庫裏の横にある庭園参拝受付で拝観料を払い境内へ。








庫裏のすぐ西には大方丈があり、お釈迦さまがお祀りされています。









天龍寺を有名にしている曹源池庭園で国の史跡・特別名勝庭園の第1号となった庭園です。
天龍寺開山の夢窓疎石による作庭です。
庭園の背後にある嵐山、亀山・小倉山、愛宕山を借景にした池泉回遊式庭園です。



特に庭園中央にある石組は「龍門爆」と言われる石組で、中国の故事"鯉は滝を登り龍となる"を表現しています。
「鯉魚石(りぎょせき)」と言われる立石は滝を登る鯉を表現しています。

借景といい、石組といい室町時代を代表する庭園です。









庭園には小紫式部や秋明菊など季節の花々が植えられています。









天龍寺の法堂です。
京都に残る他の法堂とは建築物が違うのは「選佛場」の額が示すように修行道場の建物を移築した為です。

天龍寺は"禁門の変"で敗れた長州藩の屯場となっていた為、薩摩藩により焼かれてしまいます。
唯一、残った建物が「選佛場」でした。

内部の天井には平成9年に奉納された加山又造画伯による「八方睨みの龍」が描かれています。



次に塔頭のひとつ「宝厳院」へと向かいます。

(堂内の写真はネットからお借りしました。)








醍醐寺 三宝院の紅葉

2021年11月22日 21時10分00秒 | 日記
 醍醐寺の伽藍の紅葉を楽しんだ後、三宝院を拝観しました。



購入したチケットでは庭園の一部に入れるだけで堂内の拝観は別料金の500円が必要です。
結局は計1500円が必要です。



唐門(国宝)です。

三宝院の勅使門で平成22年(2010)に修復され、建立当時の黒漆の輝きがよみがえりました。
扉が開けられても菊の紋(天皇家)が隠れないようになっています。





三宝院の玄関(重文)です。

襖絵は平成9年(1997)に日本画家・浜田泰介画伯が奉納されたものです。





表書院(国宝)です。

下段・中段・上段の間からなり、下段の間の畳を上げると豊臣秀吉が好んだ能を演じる事の出来る能舞台となります。









庭園は豊臣秀吉自ら縄張りをし、織田信長、足利義昭、豊臣秀吉と有力者が所有した天下の名石「藤戸石」が配されています。
国の特別名勝・特別史跡に指定されています。





奥宸殿(重文)と茶室・松月庭と庭園です。

代々の醍醐寺座主の住まいとなった建物です。



「天下の三大名棚」のひとつ「醍醐棚」があります。



醍醐寺の本堂(重文)です。

ご本尊は快慶作の弥勒菩薩で、右には弘法大師空海の像が、左には理源大師聖宝の像がお祀りされていますが内部は非公開です。

(内部の写真はネットからお借りしました。)

次に昼食に霊宝館の前にある「フレンチカフェル・クロ スゥ ル スリジェ〜桜の樹の下で〜」で頂きました。









フランス人が考えたジューシーな和風クリームソースのハンバーグとサラダ・デザートのセットです。






醍醐寺の紅葉

2021年11月21日 19時37分00秒 | 日記
 11月18日は世界文化遺産にも登録されている醍醐寺へ。





三宝院前の券売所で伽藍と三宝院の共通拝観券を購入し、先ずは伽藍を巡ります。



 

三宝院の唐門(国宝)前の参道を進むと豊臣秀頼が再建した西大門(仁王門)があります。







更に進むと左手には醍醐寺の本堂である金堂(国宝)があります。



豊臣秀吉の命で紀州和歌山の寺院から移築された建物で、ご本尊は薬師如来立像、脇侍には日光・月光菩薩立像の三尊形式でお祀りされています。(3躰共に重文)





金堂に向かい合う位置には五重塔(国宝)がそびえます。

醍醐天皇の菩提を弔う為に朱雀天皇が起工、天暦5年(951)村上天皇の時代に完成、京都府下最古の木造建築物です。




参道を更に東へと進むと「日月門」を潜ると西国三十三所観音霊場第11番札所の観音堂があり准胝観音さまがお祀りされています。

更に東には下醍醐の最も東にある「弁財堂」があります。







このエリアの紅葉が最も美しいです。
弁財堂と橋の朱色が見事に溶け込んでいます。









何度、訪れても素晴らしい紅葉を見せてくれる醍醐寺です。

豊臣秀吉が最後に催した「醍醐の花見」に選んだのがわかる気がします。

次に三宝院を拝観します。









真如堂の紅葉とご本尊ご開帳

2021年11月21日 07時17分00秒 | 日記
 金戒光明寺の後、真如堂へと来ました。
正式には「真正極楽寺」と言う天台宗の寺院です。







朱色の門を潜り参道を進むと右手に三重塔が見えて来ます。
春は桜、秋の紅葉と"見映え"のする光景です。

この日、11月15日はご本尊・阿弥陀如来像、脇侍の不動明王像(安倍晴明の念持仏てと言われています。)、千手観音像が公開される日です。







いつもの年なら内々陣まで入る事ができ、間近で拝む事が出来ますが、今年もコロナの影響でお厨子が開けられるだけになっていました。

外陣からだと距離があり、いつも持ち歩いている短眼鏡では暗くて良く見えないです。
その上、幕が掛かっているので余計に見えなかったのが残念でした。

来年こそは、間近で拝みたいものです。





また、真如堂の境内には「京都映画誕生の碑」があります。

当時、西陣の演劇場「千本座」の座主・牧野省三が座の役者を使って明治41年に日本最初の劇映画「本能寺合戦」が製作されたロケ地でもあります。









本堂前には菩提樹と沙羅双樹(夏椿)が植わります。

また、境内の東には紫陽花苑があり、四季を通して楽しめるお気に入りのお寺です。