京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

金戒光明寺塔頭 栄摂院の紅葉

2021年11月20日 07時19分00秒 | 日記
 金戒光明寺(黒谷さん)の拝観の後、黒谷さんの裏参道を真如堂へと向かう途中にある塔頭寺院の栄摂院(えいしょういん)にお邪魔しました。





朱色の門があるので目立ちます。
通常非公開の寺院ですがお寺さまのご好意で秋の紅葉の時期には境内に入る事が出来ます。







 

ご覧の様に見事な池泉鑑賞式庭園です。

栄摂院は徳川家康が三河の小大名だった頃から仕えた武将・木俣守勝ゆかりの寺院です。



木俣守勝は、晩年には彦根藩主・井伊直政に仕え家老職を務めています。

本堂の裏には趣きの違った枯山水庭園が広がっています。





本堂前の柱には「志納箱」がありますが、多くの人は志納されていない様です。

「志」だけでもして欲しいものです。

次に真如堂へと向かいます。



金戒光明寺(黒谷さん)の紅葉

2021年11月19日 18時12分00秒 | 日記
 11月15日の拝観は"くろ谷さん"と通称名で言われることが多い金戒光明寺からです。





金戒光明寺は浄土宗七大本山のひとつで幕末期に松平容保率いる会津藩が本陣を構え、また、新選組誕生の地でもあります。

高台にあり、周りを石垣に囲まれているのでまるで城郭の中にあるようなお寺です。

受付をし、先ずは法然上人75才の御影をお祀りしている御影堂にお詣りします。



左脇壇には獅子に乗られた文殊菩薩が渡海形式でお祀りされています。
運慶作と伝わります。



右脇壇には奈良時代に遣唐使として渡海した吉備真備の難を救ったと言う「吉備観音」(重文)がお祀りされています。

その後、方丈で復元された松平容保と、後に新選組の幹部となる近藤勇らとの対面の部屋や"虎の間"を、見学し、庭園に出ます。









「方丈北庭」です。
池泉回遊式庭園で見頃を迎えた紅葉を眺めながら巡ります。







更に奥には近年に作庭された「ご縁の庭」があり、お笑い芸人"麒麟"の川島さんが植彌加藤造営の庭師の方と一緒に作庭された庭です。







最後は「紫雲の庭」です。
法然上人のご生涯と浄土宗の広がりを枯山水庭園で表現した庭園です。







庭園は春と秋だけの公開ですが、いつもよく手入れされています。


食堂デイズ③ 白オムライス

2021年11月19日 08時13分00秒 | 日記
 11月15日のランチは「食堂デイズ」へ。
ランチメニューでまだ頂いていなかった限定の"白オムライス"にひとくちポタージュにポテトサラダとマカロニサラダの付いたAセットをお願いしました。





熱々のひとくちポタージュと玉子たっぶりのマカロニサラダ、ホクホク感たっぷりのポテトサラダを頂き、次の白オムライスへの期待が膨らみます。



全てのメニューに付いているサラダです。



いよいよ"白オムライス"の登場です。



ご覧のようにオムライスが白いです。

飼料米をエサにした鷄の玉子の黄身は白くなるそうです。
そんな特別な玉子を使ったオムライスです。(だから数量限定なんですね。)

ソースはデミグラスではなくハッシュドビーフソースです。

デミより濃厚ではなく、オムライスの味を決して邪魔していないのがいいですね。
脇役に徹したソースですが、ソース自体にも深い味わいがあります。

ご飯にかけても美味しいでしょうね!





カウンターに並べてある洋酒やビールサーバーからわかる様に夜は"洋風居酒屋"になります。

黒板に書かれたメニューを見ると、どれも美味しそうですね。

シェフの清水さんはフレンチがご専門なので料理の幅が広いはずです。

秋の夜間拝観の帰りにでも是非にも立ち寄ってみたいものです。






東大寺ミュージアム

2021年11月18日 08時32分00秒 | 日記
 正倉院展で天平のいぶきを感じ、その足で東大寺ミュージアムへと来ました。





途中、天竺様で名高い国宝建築物の南大門を通ります。





東大寺の入口前には盧舎那大仏の手のレプリカが展示されています。

  






展示室を入ると8世紀奈良時代の「誕生釈迦仏立像および灌仏盤」(国宝)が迎えてくれます。

左手には国宝「金銅八角燈籠火袋羽目板が展示されています。
大仏殿前にある燈籠の火袋部分です。



以前は法華堂(三月堂)で不空羂索観音立像の脇侍におられた日光・月光菩薩立像(共に国宝)も今はミュージアムにおられるます。





四天王像は戒壇院でご本尊を守護されていますが、戒壇院が修復工事に入っているので暫くはミュージアムにおられる事になりそうです。

奈良時代の塑像が千年以上もの年月にわたら大切に守り伝えられている事に感動を覚えます。





法華堂の裏堂に安置されている執金剛神像の模刻像2体です。





東京芸術大学の薮内佐斗司先生(せんとくんの生みの親)の研究室が中心となり模刻が造られ左側はオリジナルの模刻です。
オリジナルは年に一度だけ12月16日に公開され、何度か見ていますが、秘仏で守られて来ている為に彩色が残り、その完成度は素晴らしいものがあります。

また、右側は残っている顔料を調査し、彩色も復元された像です。 







新薬師寺の十二神将のひとつ婆娑羅大将の彩色を復元したCG画像を初めて見た時の感動がよみがえります。

展示物の多くが国宝、重要文化財で"東大寺ワールド"が体験できるミュージアムです。

この日は小学生の校外学習や高校生の修学旅行生を多く見かけ増した。
久しぶりの光景でなんだか嬉しくなって来ました。
このまま、コロナが終息して学校行事も行われいい思い出のひとつになればと願うばかりです。


第73回 正倉院展

2021年11月16日 19時48分00秒 | 日記
 興福寺五重塔の初層を拝観した後、14時に予約していた「正倉院展」へと向かいます。





昨年はチケットを予約するのが遅く、行く事が出来ませんでした。
今年はチケット発売日にローソンに飛び込み予約しました。

昨年は1時間の入場の上限が300名でしたが、今年は500名までにされました。

10日の平日でしたが、なかなかの入りでした。

















聖武天皇の時代に花開いた天平文化のレベルの高さには驚きを覚えます。

しかし、一方で庶民の暮らしは苦しく、その人達の犠牲の上に立った天平文化である事を忘れてはならないと思います。





来年はどんな宝物が公開されるのか?今から楽しみです。

公開される宝物は宮内庁が決めるそうで奈良博側が要望してもダメだそうです。