秋篠寺は 苔庭以外にも色々な見所があります。
境内の建物や仏像は 見応え十分で 特に「伎芸天女像(ぎげいてんにょぞう)」は人気で 何度も会いに来られるファンも多いそうです。
まずは 国宝指定の「本堂」で 装飾の少ない素朴な造りではありますが 内部には多くの仏像が安置されています。
屋根の瓦を見ると 大棟の両端には鬼瓦ではなく「鳥休み」のみが設置されており その下の降棟には鳥休み付きの「鬼瓦」が・・・
安置されている仏像としては 薬師三尊 帝釈天 十二神将等が並んでいますが 人気の伎芸天女像は優しい表情で迎えてくれます。
撮影不可ですが こんな感じの仏さまです。
この伎芸天とは インド神話のシヴァ神から誕生した天女で 容姿端麗 舞踏・器楽の技芸が群を抜いていたために
芸能の神として崇められています。 しかしながら 日本では珍しく 現存する像はこの寺の一体のみとのことです。
こちらは「大元堂」で 6月6日にのみ公開される 秘仏「大元帥明王像」が安置されています。
開祖を祀る「開山堂」です。
「鐘楼」も 中々の雰囲気です。
南門から出て秋篠寺境内のすぐ隣に 焼き物の「秋篠窯」が有り 覗いてみました。
窯主は秋篠出身で 当地の土を使って陶磁器染付の作品を制作されています。
中には ユニークな絵付けが施された大皿や花瓶等が展示されており 購入することも出来ます。
今回は花のない時期でしたが 秋篠寺は花の寺としても知られており 秋になると萩が咲いてきますので・・・
またその頃に 来てみたいと思います。