おとろ日記

サンデー毎日な日々の生活を綴っています

灘五郷酒蔵巡りー2!・・・白鶴酒造 浜福鶴吟醸工房 桜政宗記念館

2022年04月28日 06時38分22秒 | ハイキング

 菊正宗酒造を見学した後 同じく御影郷にある「白鶴酒造」に向かいました。
ここの資料館は 大正時代に建造された当酒造会社本店一号蔵 を活用したものとのことです。

 

 この資料館では 「酒づくりの工程」が順を追つて見学できるようになっています。
まずは 材料となる種々の「酒米」と「酒造道具」が展示されています。

 

 こちらは 滑車を用いて「大桶」を釣り上げている様子です。

 

 「蒸米」と「放冷」の工程で 摂氏100度の蒸米を素早くつかみ 広げて放冷して・・・

 

 次に「酛仕込」という工程で 麹と酒米を棒櫂でよくかきまぜます。

 

 続いて「三段仕込」と呼ばれる 醪を添・仲・留の三段に分けて桶に仕込む工程に移ります。
酒造りの職人は杜氏と呼ばれ 私の故郷である丹波の農家の方も 冬の間「丹波杜氏」として当地で伝統の技を振るわれていたようです。

 出来上がった清酒は 「樽詰」工程で吉野杉の樽に詰め出荷されます。
藁菰を樽に巻き とじ縄をかけると「菰冠樽」が出来上がります。

 

 ここでも非売品の純米原酒を数種類試飲させていただきました。 中々の味わい!
次に向かったのは 魚崎郷に属する「浜福鶴吟醸工房」でした。
 ここでは ガラス張りの見学通路から 酒づくりの現場を見学することが出来ます。 勿論 試飲も!

 

 そして最後に訪れたのは 同じく魚崎郷の「櫻政宗記念館 櫻宴」でした。
ここは料亭も兼ねており 酒蔵御膳等の特別料理も楽しめるようになっています。

 

 今回の酒蔵巡りは 久し振りにハイキング仲間に再会できた喜びと 清酒の生産工程等を詳しく知ることが出来て大満足でした。

 灘五郷には今回廻れなかつた酒蔵も多くあり また次の機会の楽しみにしたいと思います。

 余談ですが 江戸時代には灘や伏見の樽酒が上方から江戸へと樽廻船で運ばれ これが下り酒と呼ばれ江戸っ子から絶大な人気を得て

 品質が良いものを「くだりもの」 一方品質のわるいものは「くだらない」と言われるようになったとのことです。

コメント
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