学園前駅近くにある「大和文華館」で 犬と猫の絵画特別展が開催中です。
犬と猫は ペットとして最もポピュラーな動物であり 我家にも柴犬が共に暮らしていますので 早速観賞に出向きました。
こちらの 入口から木立ちを通り抜けて本館に向かいます。
美術館である大和文華館本館は こんな建物です。
本館前の 路面模様も中々芸術的です。
当館の裏手や側面から見ると こんな感じになっています。
この美術館は 近鉄創立50周年事業の一つとして1960年に創立されたそうです。
幾何学的な模様の「なまこ壁」をイメージした外壁や 数寄屋風を取り入れた美しい建築様式の建物です。
また 美術館は自然を活かした庭(文華苑)で囲まれており 今は花のない時期ですが 池や森 多くの花木に包まれた環境にあります。
今回の特別展は 中国 朝鮮半島 日本における12~20世紀に制作された犬図・猫図 計63点が展示されています。
館内では撮影禁止ですが 中国南宋の宮廷画家や 日本の狩野派の画家 俵屋宗達 円山応挙 伊藤若冲 与謝野蕪村等の作品もありました。
敷地内にある「文華ホール」は 奈良ホテルのラウンジの一部を移築したものとのことですが 屋根には鴟尾も配され流石の風格です。
また少し色あせしているようですが 「ステンドグラス」も趣があります。
久し振りの大和文華館観賞でしたが 日本の高名な画家の作品も多く含まれ 中々良い展示会でした。
展示されていた絵画はパンフレットのみの紹介になりましたが 日本の犬・猫画は中国画の模写から始まったようです。