所用で大阪に出向いた際に 難波近くの「大阪浮世絵美術館」を訪ねました。
この美術館は 心斎橋筋商店街のビルの3階で 注意していないと見逃してしまいそうな場所にあります。
今は 「北斎・広重 浮世絵と巡る日本の名所」と題した企画展が開催されていました。
館内には 葛飾北斎の「富嶽三十六景」 歌川広重の「東海道五拾三次」を中心に 55点の浮世絵版画が展示中でした。
細かいところまで観察できるように ルーペが貸し出され 多くの方が熱心に魅入られていました。
本物は撮影禁止ですが 売店で複製品や 関連加工品等が 展示販売されていました。
他にも 役者絵や軍記物等 北斎や広重以外の作品も展示されていました。
額入りの手ごろな大きさの複製品や 風呂敷 絵葉書 Tシャツ等のアイテムも販売されていました。
そして近くには 浮世絵が観賞できる美術館がもう一箇所あります。
それは 水掛不動さんで有名な法善寺の真近にある「上方浮世絵館」という施設です。
ここでは 道頓堀で上演されていた芝居を描いた役者絵が多く 当時の歌舞伎舞台の様子を知ることが出来ます。
しかしながら 以前見学したことがありますので 今回はパスしました。
「大阪浮世絵美術館」は初めての訪問でしたが やはり本物の浮世絵版画は中々の物でした。
浮世絵は海外でも人気が高く この日も海外からと思われる観光客が多く来館されていました。