◆ 未来を担う子どもたちの活動 ◆
6月25日(火)甲府市少年議会が開催されました。
会場は新庁舎10階の議場。
そうです
甲府市少年議会は本物の議場を使って行われるんです
当日の参加者は市内の小・中学校の代表者約100人。
傍聴している大人たちは、立派な発言をする児童・生徒たちに感心させられるばかりでした
少年議会では、昨年度から「笑顔あふれる甲府」をキーワードに取り組みを行っています。
◆今年度のスローガンは・・・
「笑顔あふれる「わ」のまち“甲府”~みんなに笑顔を届けたい~」
◆当日提案された重点目標は4つ
(1)「環境問題への意識を高め、“環(わ)のまち・甲府”を目指していこう!」
・今ある資源を大切にし、身のまわりの環境を守ろう。
・県都甲府を自分たちの手できれいにしよう。
(2)「生命のすばらしさについて考え、安全で健康的な“和(わ)のまち・甲府”を作っていこう!」
・命の輝きを自覚して行動しよう。
・日常生活の規則を守ろう。
(3)「文化とふれあい、人とふれあい、“話(わ)のまち・甲府”で生きよう!」
・いろいろな人に気持ちよくあいさつしよう。
・地域行事に積極的に参加したり、地域の歴史や文化を学んだりしよう。
(4)「助け合い、つながる精神を“輪(わ)のまち・甲府”で育てよう!」
・ボランティア活動に参加し、助け合いの輪を広げよう。
・地域の特別支援学校や老人ホームの方々との交流を深めよう。
また、少年議会では「いじめは絶対に許されるものではないこと」を
甲府市の全ての児童生徒が再確認し、誰も辛く悲しい思いをすることがないよう、
「いじめ追放宣言」が提案され、全員一致で可決されました
宣言文の最後の1行
「たったひとつしかない命を、二度ともどらない時間を精一杯輝かせたい。
私たち甲府市の小・中学生は大切な命、大切な仲間を守るために、
いじめを永久に追放することを宣言します。」
という言葉は胸に響き、子どもたちにとって身近な問題ともいえる
“いじめ”についての宣言文ということもあり、一言一言に強い思いを感じました
60年以上前から開かれている少年議会。
このブログを観ていただいている方の中にも
子どもの頃に参加したという方もいらっしゃるのではないでしょうか
少年議会に参加した子どもたちは、議会活動を通じて、
民主的な議事運営のしくみなどを学ぶと同時に、
地域の問題を自分たちの問題として考え、
互いに協力し合い、問題を解決していくことを学びます
未来を担う子どもたちが自分たちの住む地域について真剣に考え、
具体的な取り組みを行ってくれているのは、とても心強いですね