藤棚に花の終りしそこに恋 井頭主水

藤の花を見に行ってきました。　もう花は終わりがけで　実が足元に落ちてましたが、　とても甘い香りがして　蜂がうれしそうにぶんぶん飛び回っていました。

　









東京オリンピックのために　ホテルなどの建設ラッシュらしいですね。　いまでも　観光地はインバウンドでいっぱいで　宿泊予約がとりにくいそうです。

ラブホテルや民泊まで総動員するそうで、　ラブホテルは一般ホテルへの改修の資金援助があるらしいです。　

でも　ラブホテルはラブホテルで　りっぱなニッポンカルチャーだよね～　そのままで　外国に紹介すればいいのに　英会話学校で働いていたとき　ラブホテルとカラオケを　ニッポンにきて　いちばん気にいったものにあげるネイティブ先生多かったです。　２０年前のことですが。



それに　東京オリンピックが終わって　外国人がひいていったあと　宿泊施設ばっかり残ってもこまるよね～　ホテルは２４時間ヒトを置かなきゃいけないし　繁忙期は一般の休日だし　人件費や光熱費がばかにならず、　維持するだけでもタイヘンです。　お客さんひとりしか泊まらなくても　ナイトマネージャー置いて　共用部分には明かりと冷暖房、　翌朝には食事スタッフに清掃パートを手配しないといけないんですよ。



内需はもう冷え切ってるとおもうんだよね。

だって　寝るだけなのに　万札飛んでくんだよ？

うちのじじばばさまたちも　定年後しばらくはうれしそうに　あちこち旅して　いいところにも泊まってましたが、　いまは　行って大江戸温泉物語か湯快リゾート、　たいがい無理しても　日帰りで帰ってきてます。

昔とちがって　いまは住んでいる家そのものが快適を極めているので、　いくらキレイになっていても　お金を払って　他人も寝た寝具で寝たいとはおもわないんですよ。

キレイ好きでないわたしですら　たまに宿泊すると　大理石のふきあとだったり　木のテーブルの輪じみだったり　たたみの目につまったほこりだったり　そんなものにばかり目がいってしまいます。　トイレとかバスルームとか設備系も　たいがいうちのほうがいいものが入ってるし。

だったら　お金の使いどころを　飛行機や新幹線の最終便やタクシーにつかったほうがいいかなとおもってしまいます。

　このマメのようなものが藤の実。

　

さやはサツマイモをカチカチに干したようなカンジで　とても硬く、
踏むとばりんばりんと音がします。　中のマメは煎るとおいしいんだとか。

だから　わたしの理想は　豪華ホテルでのラグジュアリーな癒し時間なんかより

どこからでも日帰りできる国ニッポン

日本はやろうおもえばそれができる狭い国土なんだから　そっちを目指したほうがいいんじゃないでしょうか。



リニアなんかは間に合わないようですが、　飛行機の最終便なんかをどんどん増発して　オリンピック見て　地方の温泉に泊まるプランをばんばん出すほうが　都市部にホテルを増床するより　外国人には受けるのになとおもいます。　もしくは地方の居酒屋　+　ラブホテルでもいいよね。　そのほうがムダな箱もの建てなくていいし。

　くもががんばってます。

そういえば、　このあいだ　ムスメと温泉の露天風呂につかって　ちょうど目の前に垂れてきたクモの糸にからまったミノムシを　ずっと見てました。　クモとミノムシの攻防が　息をのむほどおもしろく　びっくりするくらい長湯になってしまったんですが、　ムスメがひとこと

「お風呂でテレビが見たいっていうとーたんのキモチがわかった」

と言ってました。　そうそうお湯につかってるあいだって　なんか見るものほしいんだよね～　露天風呂は　むかしのひとが考えた　大画面スクリーンテレビつき風呂だったんだね。

　　　ファミレス呑みも外国人に受けそう。