
今年の連休はお天気がいいようですね。
フォト狂句入選しました。
ブログに載せたあの山ほどのツワブキです。
つわぶきの佃煮

(自由吟の部)最優秀作品
届(と)じた石蕗(つわ)母(かか)ん愛情(あいじょ)を 夫婦(みと)で剥(み)っ
みーたん(4月14日投稿分)
(選評)
「母(はは)」を「母(かか)」、「剥(む)つ」を「剥(み)っ」に修正しました。
故郷の春の香りを送ってくれた母親の気持ちに感謝しながら、石蕗の皮を剥いているところです。
しかもそれを夫婦でやっているとしたところがこの句のポイントだと思います。
単に、故郷から送ってきた石蕗を剥いているという句であれば平凡な句になってしまったことでしょう。
石蕗の皮むきと言えば、奥さんがするのが普通でしょう。
指先が真っ黒になるのを嫌って、若い人は剥いてあるものを好むようです。
しかし、石蕗、蕗、筍などは皮を剥く作業そのものに春の息吹を感じるものです。
懐かしい故郷の香と共に母親の愛情を感じながら夫婦二人で皮を剥いている情景には、何か心も温まるような気がします。
さらに、「愛情(あいじょ)を剥(み)っ」という表現も斬新さを感じさせます。
春にふさわしい素晴らしい作品でした。
黒柱

さっそく母にもこのことを伝えました。
とても喜んでくれました。
あのとき作った佃煮・・・たくさんの人に喜んで食べてもらいました。

Where is the fitting room?
(試着室はどこですか?)