色は匂へど 散りぬるを我が世誰そ 常ならむ有為の奥山 今日越えて浅き夢見じ 酔ひもせずいろはにおえど ちりぬるをわがよたれそ つねならんういのおくやま きょうこえてあさきゆめみじ えいもせずサクラの花はあんなに美しく咲き誇っても、やがて散ってしまいます。それが自然の摂理なんだけど、そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえません。「人生」っていう山あり谷ありの険しく奥深い山道を今日もまたひとつ越えて酔ってもいないのに、はかなく空しい夢は見たくないものです。