大野地区にある御堂にお参りさせて頂きました。鹿町小学校近くのこんもりとした森の中にたたずむお堂です。
境内をきれいに掃き清め、すっきりと掃除の行き届いた聖地でした。
ご本尊は、虚空蔵菩薩様。虚空蔵とは、宇宙のように無限の知恵と慈悲が収まっている蔵という意味。
人々の願えを叶えるために蔵から取り出して、私たちをお利口さんにして下さいます。
右手に剣、左手に如意宝珠を持っているのが一般的ですが、このご本尊の右手は与願印。あなたの願いを叶えますよ、
という意味です。
因みに、御大師さまは、この虚空蔵菩薩の真言を100万遍唱えるという虚空蔵求聞持法
(こくうぞうぐもんじほう)を修行されています。もともとの秀才が、これを修することで天才的な活動を
こなされたわけです。
みなさん、どうぞ末永く堂守を勤めながら、功徳を積んで下さい。
それにしましても、みなさん良い笑顔!
高齢化と人口減少で、お堂を護り続けることも大変な時代になって参りました。
でも、できる範囲でいいと思います。心からの功徳を積みながら豊かな心で過ごしましょ!合掌
お大師さまの言葉 5
水外に波なし。心内すなわち境なり。
『吽字義(うんじぎ)』 弘法大師空海全集 巻2 p322
「水をはなれて波はない。心の中の働きが波をつくっている。」
苦しい、楽しい、嫌だ、好きだ、辛い、楽だ、まずい、うまい、おもしろい、くだらない、・・・
こんな感情は、心がつくり出します。
私たちはモノの見方やコトのとらえ方、人の印象に左右される人生ですが、
モノやコトや人そのものに、苦しむべき本性や普遍的な何かがあるわけではないのです。
池の水面にたつ波は、決して水面の水を離れて存在するわけではありません。
水から波を離すことが出来ないのと同じように、私たちの苦しみや辛さは心から切り離せません。
心が波をつくっているからです。
心の波や渦を発生させないために、日常生活のひとつひとつを見直していく必要があります。
仏様は、たくさんの導きを示して下さいます。
お大師さまの言葉 5
水外に波なし。心内すなわち境なり。
『吽字義(うんじぎ)』 弘法大師空海全集 巻2 p322
「水をはなれて波はない。心の中の働きが波をつくっている。」
苦しい、楽しい、嫌だ、好きだ、辛い、楽だ、まずい、うまい、おもしろい、くだらない、・・・
こんな感情は、心がつくり出します。
私たちはモノの見方やコトのとらえ方、人の印象に左右される人生ですが、
モノやコトや人そのものに、苦しむべき本性や普遍的な何かがあるわけではないのです。
池の水面にたつ波は、決して水面の水を離れて存在するわけではありません。
水から波を離すことが出来ないのと同じように、私たちの苦しみや辛さは心から切り離せません。
心が波をつくっているからです。
心の波や渦を発生させないために、日常生活のひとつひとつを見直していく必要があります。
仏様は、たくさんの導きを示して下さいます。