こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

今年1年、大過なく過ごすことが出来ました。南無大師遍昭金剛。

2015年12月21日 | 仏教

今年最後の御影供(みえく)、納め大師(おさめだいし)。

おこぼさまへの報恩感謝を至心にお捧げします。

おかげさまで、今年も1年大過なく過ごすことが出来ました。南無大師遍昭金剛。

 

90分間の御影供(みえく)と御詠歌奉詠のあと、
茶話会です。ささやかな忘年会でもあります。

町内でとあるお葬儀があって、多くが欠席でやや寂しい感もありましたが、
かえってじっくりお話しができ、よかったかも知れません。

来年からも、よろしくお参り下さいませ。合掌

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今年最後のおどさまめぐりは、大野地区御堂。頭が良くなる仏さまです。

2015年12月20日 | 仏教



大野地区にある御堂にお参りさせて頂きました。鹿町小学校近くのこんもりとした森の中にたたずむお堂です。
境内をきれいに掃き清め、すっきりと掃除の行き届いた聖地でした。
ご本尊は、虚空蔵菩薩様。虚空蔵とは、宇宙のように無限の知恵と慈悲が収まっている蔵という意味。
人々の願えを叶えるために蔵から取り出して、私たちをお利口さんにして下さいます。
右手に剣、左手に如意宝珠を持っているのが一般的ですが、このご本尊の右手は与願印。あなたの願いを叶えますよ、
という意味です。
 因みに、御大師さまは、この虚空蔵菩薩の真言を100万遍唱えるという虚空蔵求聞持法
(こくうぞうぐもんじほう)を修行されています。もともとの秀才が、これを修することで天才的な活動を
こなされたわけです。

みなさん、どうぞ末永く堂守を勤めながら、功徳を積んで下さい。
それにしましても、みなさん良い笑顔!


高齢化と人口減少で、お堂を護り続けることも大変な時代になって参りました。
でも、できる範囲でいいと思います。心からの功徳を積みながら豊かな心で過ごしましょ!合掌

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今年も充実した月々のご縁日を過ごすことが出来ました。

2015年12月19日 | 仏教

   

今年最後のご縁日、納め観音。
この日のメニューは、お勤めの後に ①参道の改修工事。
                       ②石垣積み。
                       ③草刈り
                       ④倒木作業
                       ⑤しめ縄作り
                       ⑥厨房でお昼ご飯の仕込み
今月は、てんこ盛りメニュー。
自分の得意分野でそれぞれのご奉仕を尽くします。

  
参道を拡幅するために、三本の杉の木を伐採しました。

   
新年を迎える準備、しめ縄作り。想像以上に手間ひまかかる仕事なんですね。
不器用な私には、とても出来そうにありません。

皆様のご協力のおかげで、今年も充実したご縁日を過ごすことが出来ました。
月に一度の環境整備作業でしたが、昨年とは見違えるような変化です。
来たる歳も、何とぞよろしくお願い申し上げます。合掌

 

 

 

 

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感情の波や渦は、こころがつくる

2015年12月14日 | 仏教

お大師さまの言葉 5

水外に波なし。心内すなわち境なり。

 『吽字義(うんじぎ)』 弘法大師空海全集 巻2 p322

「水をはなれて波はない。心の中の働きが波をつくっている。」

苦しい、楽しい、嫌だ、好きだ、辛い、楽だ、まずい、うまい、おもしろい、くだらない、・・・

こんな感情は、心がつくり出します。

私たちはモノの見方やコトのとらえ方、人の印象に左右される人生ですが、

モノやコトや人そのものに、苦しむべき本性や普遍的な何かがあるわけではないのです。

池の水面にたつ波は、決して水面の水を離れて存在するわけではありません。

水から波を離すことが出来ないのと同じように、私たちの苦しみや辛さは心から切り離せません。

心が波をつくっているからです。

心の波や渦を発生させないために、日常生活のひとつひとつを見直していく必要があります。

仏様は、たくさんの導きを示して下さいます。

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感情の波や渦は、こころがつくる

2015年12月14日 | 仏教

お大師さまの言葉 5

水外に波なし。心内すなわち境なり。

 『吽字義(うんじぎ)』 弘法大師空海全集 巻2 p322

「水をはなれて波はない。心の中の働きが波をつくっている。」

苦しい、楽しい、嫌だ、好きだ、辛い、楽だ、まずい、うまい、おもしろい、くだらない、・・・

こんな感情は、心がつくり出します。

私たちはモノの見方やコトのとらえ方、人の印象に左右される人生ですが、

モノやコトや人そのものに、苦しむべき本性や普遍的な何かがあるわけではないのです。

池の水面にたつ波は、決して水面の水を離れて存在するわけではありません。

水から波を離すことが出来ないのと同じように、私たちの苦しみや辛さは心から切り離せません。

心が波をつくっているからです。

心の波や渦を発生させないために、日常生活のひとつひとつを見直していく必要があります。

仏様は、たくさんの導きを示して下さいます。

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