高良社(こうらしゃ)
石清水八幡宮の摂社で高良玉垂命(こうらたまだれのみこと)を祀る。
豊前国(大分県)宇佐八幡宮より八幡大神を勧請した行教和尚が、貞観2年(860)6月15日に社殿を建立したと伝えられ、吉田兼好の『徒然草』にもその名が見える。往時は頓宮・極楽寺と共に荘厳を極めていたが、慶応4年(1868)戊辰戦争の兵火に罹り焼失、現在の社殿は明治17年(1884)に再建されたもので、一間社入母屋造檜皮葺である。
また、高良社は八幡の産土神として崇敬も篤く、毎年7月17・18日の例祭日には「ヨッサーヨッサー」の勇壮な掛け声中、市内各区より太鼓神輿が担ぎ出されて賑わう。
京都自然200選 タブノキ
男山京都府歴史的自然環境保全地域の中にあり、高良神社の神木として生育しているタブノキは、樹齢約700年の大木です。根回り7.5メートル、樹高約24メートル、樹冠の周囲約30メートルで、全国的にもまれな巨樹です。男山の土壌は、地表部は多少浸食されているが土層は厚く、腐植質に富む適潤性褐色森林土で形成されています。
御神木 タブの木 樹齢 700年
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