わが子の周囲のストーカー体験から、そういえば、
私もされていたなあと思い出し、ここに書くことにしました。
※モテ自慢なのではなく、事実です
ストーカー相談をすると、モテ自慢と言う人もいますが、
された人は真剣に悩んでいる場合のほうが多いです
まだ、私が20代の前半時は、世の中にストーカーという言葉自体、
まだ浸透していませんでした。
また、このブログに、若かったころの話をすると、
若干恋愛めいたものになりますが、これは私がモテていたわけではなく、
若い女性というのは、「若い」ということに価値があり、
結構周囲も声をかけられたり、誘われていました。
今と違い、女性の価値も25歳がピークでした。
ですから、一番声がかかっていたのは、22.3歳の時。
今では信じられないかもしれませんが、
今でも第一線でご活躍の内館牧子さんのエッセイ。
彼女が平成の初めに書いたエッセイは、
27歳の女性社員は、お局様扱いでした。
これは誇張でも何でもなく、実際そうでした。
25歳を過ぎた女性は、空気のように会社では扱わられ、
次々新入社員が入ってくるような大きな会社では、
お局様とまでは行かなくも、「古手社員」扱いという時代でした。
話はストーカーの話に戻ります。
実は、その当時は、ストーカーされていたとは、
全く気が付いていませんでした。
そんな言葉もなかったですし、危害にあったわけでもない。
今思えば、あれはストーカーだったなあという話です。
22歳のころ、私は公務員の2つ上の彼氏と付き合っていました。
家が貧乏だったので、大学に進学せず、
就職し、通信教育で大学の勉強をしていました。
高校は、地元の進学校を出たので、高校の同級生は、
地元にはいませんでした。
※周囲は県外の大学に進学し、就職するのです
なので、彼に紹介された友人は、中学の同級生でした。
まるで、ギャグマンガのように、背の高い男性と、
かなり小柄な男性だった記憶があります。
最初はいい感じで、一緒に花火に行ったり、
ボーリングをしたりしていました。
背の高い男性をXさんとします。
4人で楽しく会った後、彼氏が私を自宅に送るため、
車を運転してくれました。
その後を、Xさんが付いてきたのです。
そう、家がわかってしまいました。
次の週、彼氏と自宅で会っていた時、
そのXさんが何の連絡もなしに、私の家に着ました。
もうそのころには、何度も彼氏は私の家に来ていたので、
両親がいなくても、家で会っていました。
その話を、帰宅後の両親にしたとき、
両親は、びっくり仰天でした。
次に、彼氏に会ったとき、
「この家には、絶対に来ないように言って下さい」
と、話していました。
彼氏も、先週は言いませんでしたが、おかしいと思っていたようでした。
そして、頻繁ではないにせよ、
Xさんと会社近くの本屋で会ったり、
雪でバスで会社に通ったとき、バス停でバス待ちをしたら、
会うことが何度かありました。
知っている人なので、車で自宅まで送ってもらったり、
途中中華を食べた記憶があります。
今、考えれば、警戒心ゼロです。
その時、Xさんは、実は、地元では、
有名な中小企業の跡取りだと知りました。
実際車は、あの当時彼氏がシビックでしたが、
クラウンに乗っていました。
お母さんは、地元では珍しい専業主婦で、
「Xは、長男だから、親と住むのは当たり前。
奥さんになる人は、二人は子どもを産んで、
正社員で定年まで勤める人。
寿退職なんて、とんでもない」
と言われていたそうです。
その話をされた時は、全く興味がないので、
(* ̄- ̄)ふ~んでした。
今では考えられないかもしれませんが、
田舎は、まず親のお眼鏡にかなう人を配偶者にする傾向がありました。
実際、私も、周囲も、
「親が納得するような人」と、恋愛とは言え、
探していました。
いくら好きでも、フリーターと結婚を周囲はしていない。
だから、自分もしない。
彼も、私を頻繁ではないにせよ、ストーキングしていたのは、
「この子なら、親が納得してくれるだろう」
という計算があったと思います。
彼氏と別れたら、自分が次に、みたいな感覚があったのでは?
実際、その当時付き合っていた彼氏は、
とんでもなくまじめな人で、この人が選んだのなら、
間違いないだろうと考えていたと思います。
私の住んでいる地方では、まだ平成の初めは、
結婚するまで男女の関係になるのは、ふしだらな風潮がありました。
両親も、
「本当にあなたが好きで、大事なら、待てるはず。
待てないような男は、結婚してからも遊ぶ」
と言われて、育ちました。
ですから、Xさんに、
「S(彼氏)とそういう関係なのか?」
と、かなり頻繁に聞かれました。
彼氏も私も笑ってごまかしていましたが、
全く関係ない興味のない女性には聞かなかったと思います。
彼氏とは、3年ぐらい付き合い、
親との顔合わせまでしましたが、
最終的に、家族間の話し合いでダメになりました。
結婚前から、介護の話をされ、私の両親が、
介護をさせるために結婚をさせるつもりはないと言いました。
それが親ではなく、祖父母。
自分たちはしたくないから、私に押し付ける態度に腹を立てました。
Xさんとは、割と早く紹介されたので、
2年目を過ぎたあたりから、パタッと見かけなくなりました。
恐らく、待っていても、別れることはないと思ったのでしょう。
以上私のストーカー体験でした。
自分はそんなにすごいと思っていませんでしたが、
周囲の友人は、Xさんを要注意人物認定していました。
私も、わが子が同じことをされたら、確かに平静ではいられません。
ストーカーはしてもされてもいいことはありません。
お互いの気持ちを尊重しましょう。