私立中高一貫校 わが子にどうなってほしいのか 参考用

実は、長い人生で見ると、大学受験なんて、ほんの目先の話です。
例えば、医学部に合格できても、薬学部に合格できても、
卒業し、国家資格に合格できる保証もなければ、就職できるかどうかもわからない。
「2月の勝者」ではありませんが、教育というのは、ある意味課金ゲームです。
少ない投資で、子どもがどれだけ将来に結び付くか。
だからこそ、公立出身で、東大や医大に行けば、中学受験は関係ないと思うのでしょう。
中学受験は、ある意味諸刃の剣です。
確かに有名大学や医大は中高一貫校の出身者が多いですが、
その中でもトップクラスの生徒が行きます。
※灘・開成などの超トップクラス除く
実際、私も中学受験をさせ、小学校では常に上位だった我が子が、こんなに成績が低迷するとは思わなかったし、
遠い親戚筋で、ラサールに行った男の子が東大受験に失敗し、引きこもりになっています。
なら、中学受験なんてしない方がいいか？
おそらく今の学校に行っていなかったら、成績が悪くないから、今ほど努力もしなかったでしょうし、
英語検定3級も合格しなかったと思います。
※高校入試は総合点なので、不得意教科を得意教科で補うことが可能
迷いや葛藤はあっても、いい先輩や仲のいい友人、親身になって教えてくれる先生に出会えたことは良かったと思います。

実際実家の家族は、両親、私、妹の家族構成ですが、妹の就職時点では、
全員、一部上場企業支店勤務の正社員でした。
田舎では、「勝ち組」でした。
でも、なら幸せか？
と言われれば、今のほうがよっぽど幸せです。
両親は厳しかったうえに、給料の半分は実家に入れないといけない。
家事はすべて私がしないといけない。
女の子が、午前中や夕方以降外出してはならない。
がんじがらめで、それを見た妹は、県外へ就職。
寮生活をしていましたが、パワハラにあい、約7年で退職。
そして、15年後に鬱と摂食障害のダブルパンチで亡くなりました。
私は、毎週実家か入院先で交代で妹の世話をしていたので、
娘は連れて行くものの、楽しい思い出はなかったと思います。
ですから、将来の一寸先は闇です。
大学のどこどこに行った。就職できた。
これで、サイコロが上がりにはならない。
だからこそ、我が子は、資格取得をし、パワハラにあっても、転職しやすい、離婚しても、
自分で食べて行けるようになってほしい。
そう願っているのです。