角田光代『坂の途中の家』読み終わった。主人公は裁判員の経験を通して得たであろう新たな他者を見る目は今後の人生に苦痛を与えるのではないかなどと色々と考えさせられる作品だった。
自分の経験から言えばとあるメーカーの配送部門から営業部門に移ったときのことを思い出した。
配送部門のときは良い得意先とは、労いの言葉をかけてくれたり、応対が丁寧だったり、お茶をご馳走してくれたりといったものだった。
しかし営業部門になると良い得意先とは、売上、利益、回収、有形無形の取引コストといった端的に言えば、手間に見合った利益をもたらしてくれるのかという視点に変わる。
配送サイドからみて良い得意先であっても営業サイドから見て良い得意先とは限らない。
それが分かって良いことだったのかどうかは未だに分からない。
自分の経験から言えばとあるメーカーの配送部門から営業部門に移ったときのことを思い出した。
配送部門のときは良い得意先とは、労いの言葉をかけてくれたり、応対が丁寧だったり、お茶をご馳走してくれたりといったものだった。
しかし営業部門になると良い得意先とは、売上、利益、回収、有形無形の取引コストといった端的に言えば、手間に見合った利益をもたらしてくれるのかという視点に変わる。
配送サイドからみて良い得意先であっても営業サイドから見て良い得意先とは限らない。
それが分かって良いことだったのかどうかは未だに分からない。