kosakuの雑念

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ゲームニクスとは何か の感想

2017-10-06 02:04:44 | 日記
電子書籍化が2015年なので、割と最近のゲーム事情でもわかるのかと思ったら何と2007年の本を電子化しただけというものでまんまと出版社に一杯食わされてしまった。

ファミリーコンピュータ用ソフトのスーパーマリオブラザーズとドラゴンクエストについての考察が主要な内容であり、ハードウェアも含めたゲームデザインが勝利の要因としている。

なぜかこれらが出現した年が突出した人口を抱える団塊ジュニア世代が12歳前後という社会情勢にまったく言及しておらず、その年のベストセラーがスーパーマリオ攻略本だったことも触れていない。

確かに遊びやすいゲームだし、本体と同時に買うのに安全牌として選ばれている感があったと思う。

しかしほぼ同世代といえる たけしの挑戦状 などのベストセラーなどは全く出てこないし、都合の良い部分だけ抜きとっている感もある。

良い事もたくさん書いてあるんだけど、エクセレントカンパニーを今読んでいるような微妙な感じが否めなかった。




希望の党と製品差別化競争

2017-10-06 01:44:03 | 日記
製品差別化競争とは、用法が拡大解釈されてしまっている感があるが、私の理解では、コストパフォーマンスなどといった本質でまったく勝負をしない企業間の競争形態である。

携帯電話大手各社がまさにそれで、各社ヘンテコリンなテレビコマーシャルばかり打ち出していて、料金は横並びで、端末にもほとんど差がない。

それでいて大部分のユーザーは格安会社に乗り換えることもなく、各社業績は好調のようだ。

それほど知名度は強いのだ。

明確な争点を作らずに、かつての野党のように安全保障政策についてイリュージョニストのような妄言も言わず、あくまでリアリストであるが、アイディアリストの要素もあると上手くアピールし続けることができれば、かなりの戦果を記録すると思う。

あとは国民がジャイアントキリングを見たいと思うかどうかだろう。