kosakuの雑念

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未曾有の環境破壊かと思いきや

2010-08-05 23:41:08 | 日記
TIME August 9, 2010

Big Spill, Little Damege?

という記事を読んだ。
BPの事故が直接の原因となっている環境破壊はさしたるものではないらしい。
いろいろなチャンスを伺う活動家にとっては非常に都合の悪い事態のようだ。
ただ、そのことが世の中に知られるのかどうかは多くの環境問題と同じでわからんが。
油まみれの鳥のインパクトを打ち消すだけの報道機関の奮闘を期待したい。

かつてのアラスカで起きた事態とどう違ったのか、こんな風に書いてある。

First, the Deepwater oil, unlike the black glop from valtez, is unusually light and degradable. Second, the Gulf of Mexico, unlike Alaska's Prince William Sound, is very warm, which has helped bacteria break down the oil. Third, heavy flows of Mississippi River water have helped keep the oil away from the coast. And finally, Mother Nature is resilient.

なるほど、なるほど。
最後の母なる地球の弾力性というか回復力は余計だと思うが。
それと、ミシシッピーはこういうスペルだったのか。



「日経新聞の裏を読め」を読む

2010-08-02 13:09:04 | 日記
木下晃伸著(2007年)
角川SSC新書、、、こんなレーベルがあったのか。
日本経済新聞を用いての経済漫談の技術を磨く本かと考えていたが、やたら勧めているのが日経テレコン21なのが不可解である。ただ、これを無料で利用する裏技的な話は面白い。
WTIをワールド・テキサス・インターミディエイトとしているのは、エコノミストとしてまずいだろう。
おいおいと思いながら読み進めると、自動車のリコール問題に言及。
2007年時点でトヨタのリコールの多さに触れているのはなかなか予見的である。
私もいくらか昔に同様な問題を調べる機会があった。
どうしてこの問題が大々的に報道されないのかと考えたが、単純にトヨタの経済力/政治力のせいかと思っていた。
とはいえ、そのころ愛知万博をやっていて、トヨタは何となく、積極的に関わるというよりは、気の毒にもこの浪費的事業に巻き込まれてしまったような感じがしたので、思ったよりは政治力はないのかも知れないとも思っていた。
著者は(直感的に?)、新聞記者はトヨタを悪者にしたくないんじゃないか、と述べている。
なるほど、そうかも知れない。