今回は、マンリョウ(万両)だ。センリョウ(千両)と並び正月の縁起物と重宝される。他に、一両、十両、百両、億両もあるという。実物を一度見てみたいものだ。
◇ 2017年11月6日。 まだ、実は、赤みが少なく目立たない。傍のツワブキの黄色の方がが目立つ。
◇ 角度を変えてみると、これから色づいていく様子が分かる。
年末が迫る12月21日の状況を見てみる。
◇ おー、かなり赤くなっている。正月飾りとしても映える。
◇ 小次郎が参上! ツワブキは終わっている。
◇ ズームイン。うむ、小次郎が目立つ。、
◇ 別な角度から。
◇ 実がたわわに成っている。
ここで万両について勉強しておく。また、千両との違いも再確認しよう。
【マンリョウ(万両)】
大きな赤い果実と常緑の濃緑色の葉を観賞する縁起植物
◇ サクラソウ科・ヤブコウジ属
◇ 原産地:日本、朝鮮半島、中国、台湾、インドなど
◇ 開花時期:7月。果実時期:11月中~1月
◇ 由来は、「千両」のように赤い実をつけ千両よりも果実が大きく数も多いことから。
【千両との違い】
◇ 万両:実は葉の下にサクランボ状に垂れ下がってつく。
◇ 千両:葉の上に穂状につく。
次に、2019年1月3日の写真を示す。
< 一両、十両、百両 ……… >
他に、「一両」、「十両」、「百両」、さらに「億両」もあるという。実物を見たことはないが、ネット情報で整理してみた
【一両】
◇ アリドオシ(蟻通し)のこと。由来はトゲが蟻を刺し通すほど鋭いことから。
◇ 「一両」は、語呂合せで「蟻通し」→「有通し」で、「年中お金がある」の意で、お金持ちは『千両、万両、(お金が常に)有通し』と呼ばれた。その時、「蟻通し」は実の数が少ないことから“一両”の別名でも呼ばれた。
【十両と百両】
◇ 十両は、ヤブコウジ(藪柑子)のこと。百両は、カラタチバナ(唐橘)のこと。
◇ 由来は、千両に比較して、背が低く実の数が少ないことから。
【億両】
◇ ミヤマシキミ(深山樒)のこと。実が直径1㎝近くで、万両よりも大きいため億両の呼び名もある。が、あまり定着していないという。
赤い実が重宝されるが当然花もある。小さいが、可愛く可憐な花だ。ネット情報をまとめてみた。
【写真一覧】
◇マンリョウ(万両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日、2017年12月21日、2019年1月3日撮影
◇センリョウ(千両) 北九州市若松区 高塔山 2017年11月6日~12月21日撮影
小次郎と赤い実の草木 - マンリョウ(万両)-