今回は、アメリカフヨウだ。フヨウによく似ているが、フヨウは「花木」、アメリカフヨウは「宿根草」。なので、草フヨウとも呼ばれる。前回のハイビスカスも同属で花もよく似ている。
<2020年7月25日>
まずは、小次郎くんとのコラボ写真を見てみよう。
◇ お家の方に「とても大きな花ですね。ハイビスカスではないですよね?」と聞くと、「フヨウですよ、確か、“西洋フヨウ”!」とのお話。また「夕方は萎んでいますから朝から昼過ぎにかけてがキレイですよ」とも言われた。※午前9時10分撮影。
◇とても大きい!「アメリカフヨウ」と「西洋フヨウ」の違いについて調べてみた。『植物名はアメリカフヨウで、西洋フヨウは園芸会社(千草園)が商品名』らしい。うむ、『宅急便(クロネコヤマトの商標)と宅配便(一般名)』との違いと一緒だな。
◇花はとても大きい!
ちょっとズームアウト。
◇ 花の大きさは小次郎くんと比較するとわかる。すごく見応えがあるね! アメリカフヨウについて勉強しておこう。
【アメリカフヨウ】
◇ アオイ科フヨウ属の多年草(宿根草)。
◇ 原産地は、北アメリカ。渡来時期は昭和初期で、庭木として栽培されている。
※ フヨウは中国原産で、室町時代には渡来していたと言われる。
◇ 開花期は7月~9月。花期に茎の頂部や上部の葉の付け根から短い花柄を伸ばし、フヨウやハイビスカスに似た10~30㎝の大きな花を咲かせる。
◇ 色は、赤、ピンク、白、複色。一日花で、朝開き、夕べには閉じる。が、毎日新しい蕾が次々を開く。
【名前の由来】
◇ アメリカフヨウは、アメリカ原産でフヨウに似ているから。
◇ “芙蓉”は中国でハス(蓮)の花の別名。ハスの花に似ていることから「フヨウ」。漢字の“芙蓉”の音読み。
ハイビスカス、ムクゲの違いは? また、ハマボウは?
◇ フヨウと一番混同しやすいのはムクゲ。では、違いは?
◇ 花:雌しべの先が5本に分かれ上に曲がっているのがフヨウ。まっすぐなのがムクゲ
◇ 葉:五角形で大きさが花と同じ位か大きめがフヨウ。卵形で葉縁に荒い鋸歯で花より小さく濃い緑色がムクゲ。
角度を変えてみてみよう
◇蕾?みたいなのは これから咲くのかな? それとも萎んだ後かな? こんどお家の方に聞いてみよう。
◇この蕾は、数日後に咲くようだ。
◇ 花の大きさをべつにすれば「ハイビスカス」と言ってもわかんないね。
全景を再度見てみよう。
◇花の配置もいいね。
お終い。