今回は、ナニワイバラ(難波茨)だ。パパは『沙羅双樹の花にも似て“荘厳”な感じがする』といっている。ん? 追悼って? うん、パパのお兄さんが亡くなったんだって。因みに、ナニワイバラは以前(2019年5月)にも紹介しているよ。
2019年5月の紹介はこちら Link先 → 小次郎と春の草花3ーナニワイバラ(難波茨)-
まずはボク(小次郎)とのコラボからだ。
<2021年4月19日、20日 ー自宅->
道路側からみると、
◇ レッドロビンの生垣からフェンスに沿って咲いている。小次郎は「置いていかないでよ!」といった不安顔。大丈夫だよ、小次郎くん!?
ズームインしてみる。
◇ 雄しべが茶色になると散り始めるようだ。
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パパのお兄さんの追悼
<2020年4月15日 ーパパのお兄さんが鬼籍に!ー>
(療養中の)神戸に住む兄が4月15日に亡くなった。コロナで緊急事態宣言中のため葬儀にも行けない。コロナの不安と兄さんの死去が重なり気分がおちこんでしまう。が、乗り越えていかねばならない。
4月17日に、生垣の隙間にナニワイバラが“一輪”咲いているのに気づいた! ん? 「にいさんが姿を変えて逢いに来た!?」と思った次第。そんなわけはないが………。その時の様子を示そう。
◇ 一輪だけ? 咲いている。他には?
◇ やっぱり一輪だけ! 兄さんだ? ん? 後ろに居るのは? なーんだ、小次郎じゃん。
※ これ2018年10月に友人より挿し木で頂いたものが根付いて今年(2020年)始めて一輪咲いた。
昔、父が亡くなった時も、葬儀の後、自宅の玄関に蛇がとぐろを巻いていたが、この時も(怖さよりも)「父さん!?」と声をかけたもの。「何かに宿って会いに来る」と思う事で悲しみが和らぐなら、それもアリだろう、とも、思う。
<2021年4月15日 ー1周忌->
今年はどうだろう? と、4月15日に様子をみた。オオッ、1輪と言わず沢山咲いている! つぼみに至っては数え切れない! うーん、どう解釈しようかなあ?
◇ やはり兄さんが(難波茨になって)逢いに来たと思うことにする。
◇ 「難波茨」は(涅槃に関連する)沙羅双樹に似ているし、沢山の花は(涅槃)での友達を連れてきたと考えよう。
う~む、強引なこじつけだな。
まずは、花の状況を見てみよう。
◇ 沢山咲いている。
◇ 昨年もこんな花だった………。ん? 当然だろう? なんて言わないように。
内側に回ってみる
◇ ツルがかなりのびてきている。
◇ よく見ると、つぼみが沢山ある。
◇ つぼみも………、涅槃のイメージ? 何でも兄さんに結びつけるんだね!?
難波茨と沙羅双樹を比較してみる。沙羅双樹はネットから引用。
◇ 確かに、似ている。ところで「沙羅双樹」って?
【沙羅双樹(サラソウジュ)】
夏椿(ナツツバキ)とも言われる。仏教では釈迦が沙羅双樹の下で涅槃(ねはん)に入ったとされている。
日本では夏椿がこの沙羅双樹と誤認された。“沙羅双樹”は日本の風土では育たない。うむ、美しき誤解だが、それも良し!
で、家にナニワイバラを活けて兄さんを偲んでみた。
◇ カラフルな仏壇だね。うむ、小さい時に亡くなった長女(朗子=あきこ)の位牌もあるので………。朗子は生きていれば43才なんだが、亡くなった当時のままのイメージしかない。
◇仏壇と玄関に難波茨を飾った。ん? 仏壇に棘(とげ)のあるバラは供花に適さないんだぞ! うーん、そうなんだが…。トゲは取り除いたし、いいことにしよう!
【供花に適さない花】
◇ 棘のある花:バラ、アザミ、など
◇ 毒のある花:ヒガンバナ、スズラン、スイセン
◇ ツルのある花:つるバラ、クレマチス
◇ 匂いが強すぎる花:ユリ、ウメ、
◇ すぐに枯れる花:サザンカ、ツバキ、など
※ 理由はこじつけのようなものが多いし、故人が好きだったりすれば良いのでは? とも思う。
◇ 玄関はグラスに活けてみたものを置いてみた。
あれから、一週間
<2021年4月22日>
◇ ボチボチ満開のようだ。
内側から見てみる。
お終い。