今回は、タカサゴユリ(高砂百合)だ。名前は、原産地の台湾の古称である“高砂国”に由来する。テッポウユリ(鉄砲百合)に似ていて「葉が細い」などの違いがあるが、区別が難しいらしい。またタカサゴユリとテッポウユリの自然交配種のシンテッポウユリなるものも有るという。ややこしいね。葉が細いことから日本では「ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)」と呼ばれることもあるという。テッポウユリとの区別では『赤い縞(しま)があるのがタカサゴユリの特徴』の方が分かり易い。なお、開花時期も違うようだ。経験則だが、我が家では『鉄砲百合は8月上旬、高砂百合は10月上旬に開花』している。
<2022年10月8日~18日> 自宅・庭
◇鉢に咲いている。これ、ヨルガオを植えていた鉢だ。
全景から見ていこう。
◇ プランタンに(植えたつもりのない)タカサゴユリが! 「種子を多くつけ風で運ばれて分布を拡げる」とのこと、どこから飛んで来たのだろう?
これ、テッポウユリじゃないの? うむ、そう思うよね。で、花をじっくり観察してみた。
◇ 赤い縞(しま)がある。これ「タカサゴユリ」の特徴だ。
テッポウユリ(鉄砲百合)はこちら Link先 → 小次郎とユリ(百合)-テッポウユリ(鉄砲百合)-
◇ このプランタンは「ヨルガオ(夜顔)」の種を植えたのだけどね。
ヨルガオ(夜顔)はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-ヨルガオ(夜顔)-
【タカサゴユリ(高砂百合】
◇ ユリ科・ユリ属。
テッポウユリに似るが、茎が比較的太く、丈が 1.5m ほどになる。花はテッポウユリよりも大型で、葉は細く、花は白だが薄い紫色の縞が入る。
◇ 原産地:台湾。因みに、テッポウユリは日本の南西諸島(沖縄)、および九州南部。
◇ 花と開花期:7月~9月。※テッポウユリは6月~8月。
【由来】
台湾を意味する古称である高砂国に由来。 台湾では「台湾百合」、「高砂百合」と呼ばれている。 なお、テッポウユリとの類似性から日本では「ホソバテッポウユリ」と呼ばれる場合もある
【鉄砲百合と高砂百合の違い】
・草丈、葉:タカサゴユリは「草丈が高く」「葉が細い」
・開花時期:テッポウユリは「夏(実績:8/3)」、タカサゴユリは「秋(実績:10/18)」
・花の色:共に白であるが「タカサゴユリには赤い縞」がある
◇ 蕾から「赤い縞」が入っている。タカサゴユリとの判断根拠。
・原産地:テッポウユリは「南西諸島(沖縄)」、タカサゴユリは「台湾」
改めて、タカサゴユリを観賞しよう。
お終い