工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

前衛都市・モダニズムの京都展は近代京都の息吹を伝えている

2009年07月06日 | Weblog
前衛都市モダニズムの京都展(1995-1939)が京都国立美術館で開催

されているので、1階のテラスカフェでお茶も飲みたいので、行ってみる事に!!

京都新聞創刊130年記念展なので、京都新聞にはこの展示会の内容が

数回に分けて、記事が記載されている。

1階には島津製作所の2代目の島津源蔵氏が1917年に最新の電気自動車を

アメリカから輸入し、日本電池を創業して、自動車の電池を自社製

に換えて、通勤に使った電気自動車が展示されている。

すごい!! 今から92年前にも電気自動車があったなんて!!

京都はその新取性から、前衛都市と呼んだのは、作家の五木寛之さんで

今回の展示会の名前はその由来からとの事!!

興味そそられたのは、1895年(明治28年)に開かれた第4回内国勧業

博覧会の会場図、同時に平安遷都千百年記念祭のシンボルとして伊藤中太が設計

した平安神宮が建立されました。その岡崎の博覧会の模様の図の建物は今の

東京駅のレンガの建物と様式が似ていて、その跡地に今の京都市美術館、

近代美術館、動物園など、今の岡崎の文化ゾーンがある事が納得!!

絵画、建築、疎水の作っているスケッチなど

近代京都の息吹きを多面的に伝えて、興味深い展示会でした。


1917年に輸入し、通勤に使われた、電気自動車デトロイト号は
島津製作所の復活プロジェクトで走行可能とのことです。


前衛都市モダニズム展は京都国立近代美術館で20日まで開催されている


近代美術館の入り口から、大鳥居と京都市美術館が見える


いつも行く、1階の疎水の見えるテラスカフェ のんびりとくつろげる!