工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

永観堂は紅葉のシーズン以外の時に静かなひとときがすごせる

2009年07月21日 | Weblog
永觀堂は紅葉で知られた寺ですが、紅葉のシーズンに行って、河原町の雑踏より

もひどい混みように、印象がよくありません。東京の友人に「永観堂って、池や山

の景観が優美で、静寂で、紅葉以外の時に行ったら!」 と勧められ、

梅雨の頃なら静寂でしょう! と行ってみました。 ほんとに静かそのものです。

863年に建立され、鎌倉時代からは称名念仏の道場として、今に至る禅寺です。

長谷川等伯と其の一門による「竹虎図」「楓雉子図」の桃山時代の金碧障壁画の

傑作や国宝「山越阿弥陀図」など多くの宝物を所有しています。

放生池には橋で渡れる弁天島があり、その小さな島にある、お宮に、

外人の女性がかしわで打って、参拝していました。 

思わず「???」  私もつられて、お参りしました。

この池の付近は紅葉が美しい所です。今の季節は静寂そのもの、緑の東山に

多宝塔が見え、池の水と調和して、優美な景観です。

多宝塔まで階段を登ると、黒谷や蹴上など、市内が一望に、見わたせました。


中庭の蓮池のほとりに、半夏生がありました。白の葉が清楚です


唐門  天皇の使いが出入りする時に、使われた勅使門。
盛り土が作られ、勅使はこの盛り土を踏んで、身を清め、中に進んだ。


堂の間はわたり廊下で繋がれている


臥龍廊という急な曲がりくねった階段を登ると、やまの急斜面につくられた
開山堂に行く渡り廊下に出ました。


位牌堂、阿弥陀堂は山の斜面に建てられています。


多宝塔に行くには、急な階段を登って行く!


多宝塔からの景色 眼下に永觀堂、が見える。


右手に見える山は黒谷


放生池と弁天島 弁天島には橋が、架かっている


放生池と極楽橋 この池の周りは紅葉の名所


多宝塔と池 紅葉時は絵のような景色 ただし、紅葉時はすごい人込みでした。