私達の世界は、ISなどのテロやテロ組織による破壊行為の脅威に晒されているだけではなく、地球上に住んでいる以上、空や宇宙からの脅威にも晒されています。
その脅威が増大の一途にあることを認識しなければなりません。
11月13日午前にAFP=時事が次のように伝えました。
『スペインに、宇宙ごみの雨が降り注いだ──。同国南東部で、ロケット燃料タンクや衛星の残骸の可能性がある謎の物体が、わずか1週間の間に3つ空から落下し、戸惑う地元の人々が見守る中、爆弾処理班や防護服に身を包んだ専門家らが現場に駆けつけた。
最初の落下物は、黒い蜂の巣のような奇妙な球体で、ムルシア(Murcia)州の町ムラ(Mula)で先週、発見された。そして先週末、見た目は似ているがより小さな物体が、30キロ離れた同州カラスパラ(Calasparra)でも見つかった。
カラスパラ町役場のマリア・ホセ・ゴマリス(Maria Jose Gomariz)さんは12日、「最初の物体が見つかった日の早朝、6~7個の火の玉が空から落ちてくるのを見たとの目撃情報が複数寄せられている」と述べた。
この発見は騒ぎを引き起こし、治安警察の捜査官らが現場に駆けつけ物体を詳しく調査したが、警察は、2つの物体にはいずれも放射能はなく、人体には危険がないと断定した。治安警察は、これら物体がロケットの補助燃料タンクの一部である可能性があるとみている。
第3の物体は、ムルシア州に隣接するバレンシア(Valencia)州のエルダ(Elda)で10日に見つかった。農家の男性が自分の畑で長い金属のような物体を発見し、警察に通報した。物体を回収した近郊のアリカンテ(Alicante)の警察によると、衛星の破片の可能性があるという。
米航空宇宙局(NASA)によると、現在50万個以上の破片が地球の周りを回っており、毎年、小さな宇宙ごみが地球に落下している。』
巨大隕石などの落下はSFパニック映画の定番ですが、以外にも、地球への隕石の落下は毎日発生しています。
「流れ星」でも見聞された方も多いとは存じますが、10cm程度の隕石が地球に落下すると、満月の明るさで「流れ星」になるそうです。
多くは大気圏で燃え尽きますが、一部は地上や海上に落下します。
地球の約7割は海上なので、落下地点の多くは海上になります。
その数や破壊力は決して無視出来るものではなく、過去にも日本を含めて家屋や自動車の破壊や人的被害をもたらした事例もあります。
ましてや、人類が打ち上げた人工衛星やロケットの部品や使用不能になった機体などは、当然の如く、大きな脅威になります。
ところで現在、日本に配備されている航空自衛隊のFPS-5レーダーは、元々は弾道ミサイルや戦域ミサイルの探知用として開発配備されてはいますが、数千kmの探知能力を有しており、宇宙のごみ、つまりデブリを探知して観測することを実験検討しています。
また、日米が共同で進めているミサイル防衛(MD)体制の強化では、イージス艦に搭載される迎撃ミサイルSM-3ブロックⅠAが射程1200km、開発中で実験に成功したSM-3ブロックⅡAが射程2000km以上と、偵察衛星の高度350km程度であれば、十分に迎撃が可能な高い能力を有しています。
更に、PAC-3やTHAADミサイル、地上発射型のSM-3迎撃ミサイルシリーズなどの配備を進めれば、単に弾道ミサイルや戦域ミサイルに対する配備による防衛力強化だけではなく、相次ぐ宇宙からの落下物に対する迎撃や破壊する能力の向上にも繋がります。
そして、それを完成させる能力は、米国でも日本の協力を仰いでいることでも分かるように、日本だけが保有しているのです!!
相次ぐ宇宙からの落下物に対しては、世界唯一の高い能力を持つ日本が率先して宇宙からの落下物を迎撃破壊する防空システムの建設を!!
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