3月9日にzakzak by 夕刊フジが「マイナス金利が韓国経済に思わぬ打撃 「円キャリートレード」回収で資金流出」の題で次のように伝えました。
『日銀が導入したマイナス金利が、韓国経済に思わぬ打撃を与えている。韓国から日本へ資金が流出していると分析するリポートを韓国のシンクタンクが発表した。2月の外貨準備高も4カ月連続で減少するなど、韓国からの資金流出が止まらない。
韓国金融研究院のリポートによると、韓国人による日本の債券の買い越しが1兆5286億円に達したという。
低金利の円資金を調達し、金利の高い新興国通貨などに投資する「円キャリー取引」が背景にあるとした。今年2月に入って円高が進んだことで為替差損が生じた投資家が、資金を回収するため円を買い戻し、それがさらなる円高を生んだという構図だ。回収された円キャリートレード資金は日本の債券市場に流入したと指摘している。
リポートでは、「ウォンの円キャリートレードが他の通貨に対して大きな損失を記録している状況を考えると、韓国に流入していた日系資金の流出に留意する必要がある」と警鐘を鳴らしている。
韓国銀行が発表した2月末時点の外貨準備高は3657億6000万ドル(約41兆6000億円)と、前月から15億4000万ドル(約1750億円)も減少している。残高ベースでは昨年3月以来の低水準で、減少は4カ月連続。韓国メディアのイー・トゥデイは、「ドル急騰を阻止するために、外国為替当局がドル売りを継続したためだ」と指摘した。
為替がウォン安になっても、輸出は伸びていない。輸出全体の約25%を占める中国経済が失速し、需要が低迷しているためだ。それどころか競合する中国メーカーにシェアを奪われつつある惨状だ。
中国は新たな5カ年計画で国内総生産(GDP)の成長率見通しを従来の「7%」から「6・5%以上」に引き下げた。中国の成長が低迷すると韓国の成長も下押しされるとの分析もある。
日本や米国、中国など外部環境に左右される韓国経済の心許なさが浮かび上がっている。』
一方、日本政府は麻生財務大臣兼副総理の発言で、いかに中国経済が危険かを国会答弁の形で表明しています。
3月10日19時18分に産経ニュースが「中国の統計は「かなり眉唾もの」と麻生財務相 構造改革への期待は「半分」」の題で次のように伝えました。
『麻生太郎財務相は10日の参院財政金融委員会で、中国が公表する経済統計の信頼性に疑問を呈した。経済規模が大きい割に国内総生産(GDP)の公表が早いことを挙げ「出てくる数字はかなり眉唾ものだと思って見ている」と述べた。
麻生氏は、中国側が経済構造改革を進めると表明したことを評価しつつも、実行力を課題に挙げて「期待は半分、危ねえなと思っているのが半分」と話した。
一方、消費税率10%への引き上げは「今の段階でやらないと先々上げるタイミングがなくなる」と述べ、来年4月に実施する意義を説いた。同時に、足元の景気後退を防ぐ財政出動を念頭に「対応も考えていかなければならない」と語った。無所属の平野達男氏に対する答弁。』
麻生太郎財務相ですらも、中国経済への危機感や不信感を持っていることは、注目されるところです。
日本の財務省の言葉はそれだけ世界の市場関係者への影響が大きいので、中国への経済不振や景気後退は間違いない、という事で今後も金融市場での中国売り、投資の敬遠は続くでしょう。
参考までに3月8日12時40分に産経ニュースが「中国の輸出25・4%減 2月、マイナス幅拡大 輸入は13・8%減」の題で次のように中国経済の減速を伝えています。
『中国税関総署は8日、2月の輸出額がドルベースで前年同月比25・4%減少したと発表した。輸出の減少幅は1月の11・4%から大きく拡大した。
輸入は13・8%減だった。中国経済の減速が響いたとみられる。
輸出と輸入を合わせた貿易総額は20・8%減少した。貿易総額のマイナスは12カ月連続となった。(共同)』
輸出入は他国との比較統計ですから、ちぐはぐな数字を出せないため、中国の信用性が低い統計の中では「ある程度信用できる統計」です。
それでも、輸出と輸入を合わせた貿易総額は20・8%減少したのですから、中国経済は実質的にゼロ成長、マイナス成長と言える危機的なレベルなのです。
中国も韓国も外貨準備高は急速に減少しており、2014年にクリミアに侵攻したロシアが経済制裁を受けて急速に外貨準備高を減らしていった時のような動きがあります。
つまり、日本がマイナス金利導入や円安誘導などにより、政策としてこのような経済金融の動きへの流れを造っているのです!!
中国と韓国に対する日本の経済金融攻撃が激化しています。
北朝鮮制裁どころの破壊力ではないぞ!!
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韓国は日米両国の支援無しにはミサイル防衛すら不可能 その恐ろしい理由とは??
韓国では北朝鮮の今年1月6日の核実験や2月7日の長距離弾道ミサイルの発射などを受け、長年の懸案であった、在韓米軍が韓国国内でTHAAD(高高度迎撃ミサイル)を配備する交渉が米韓でようやく開始されました。
その一方で、韓国は独自のミサイル防衛システムを開発する、と息巻いていますが、現段階どころか、2020年になっても本格的なミサイル防衛システムを作り上げる見通しは立っていません。
韓国は日米両国の支援無しにはミサイル防衛すら不可能なのです!!
その恐ろしい理由とは??
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