尖閣諸島など接近する中国公船や漁船に中国海軍の予備役が乗り組んでいることは、既に公然の秘密です。
中国などは何時、日本の領土や領海、領空を狙ってくるか分かりません!!
そのような緊迫した実情に合わせて、防衛省が新型潜水艦の建造や沖縄の空自部隊の格上げを決定しました。
8月21日12時36分に産経ニュースが「防衛省、尖閣防衛で新型潜水艦建造へ 沖縄の空自部隊も格上げ 来年度概算要求」の題で次のように伝えました。
『防衛省が、海上自衛隊の最新鋭潜水艦「そうりゅう型」の後継となる新型潜水艦を建造することが20日、分かった。平成29年度予算案概算要求に1隻分の建造費として約760億円を計上し、33年度末までに導入する。また、那覇基地に司令部を置き、沖縄の防空を担う航空自衛隊の南西航空混成団について、戦闘機部隊が倍増したことを受け、南西航空方面隊に格上げする。
いずれも尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の海空域で威嚇と挑発を強める中国への抑止力と対処力を強化する狙いがある。
海自の潜水艦は通常型と呼ばれるディーゼル動力艦だけで原子力潜水艦は保有していないが、そうりゅう型はAIPという動力装置を搭載し、長時間の潜航が可能で、通常型で世界最高水準とされる。政府はオーストラリアの共同開発対象としてそうりゅう型を売り込んだが、今年4月に受注競争でフランスに敗れた。
海自に導入する新型潜水艦は、敵の潜水艦や水上艦の位置や艦種を探る音波探知機(ソナー)の能力を強化させるのが特徴で、敵に見つかりにくくするため静粛性も高める。海自は潜水艦の退役時期を延ばして従来の16隻から22隻態勢に増強中だが、新型の導入でさらなる質の向上を図る。
中国は潜水艦を約60隻保有し、能力向上も急ピッチで進めている。有事の際、空母など米軍艦艇が東シナ海に進出することを阻む接近阻止戦略を追求する上で、隠密性に優れた潜水艦が周辺海域で待ち受けることがカギを握るためだ。
それに対抗し、日米の抑止力を強化するには海自潜水艦の増強が喫緊の課題となっている。
一方、南西航空混成団では今年1月、飛行隊が2つに増えてF15戦闘機も約40機に倍増し、51年ぶりの新編となる第9航空団が編成されている。』
新型の潜水艦が配備されるとは、東シナ海や南シナ海などでの警戒には非常に大きな意義があります。
また、南西航空混成団が南西航空方面隊に格上げすることで、基地機能の強化や防空体制の強化、後方支援能力の強化なども進むでしょう。
防衛省が新型潜水艦の建造や沖縄の空自部隊の格上げを決定!!
九州沖縄を中心に防衛体制の強化を!!
次世代の新型潜水艦に搭載されると見られる新ソナーシステムの例
(出典:防衛装備庁HP)
沖縄にも配備されている国産03式中距離地対空誘導弾システムの改良型の開発が画像のように進んでいます。
(出典:防衛装備庁HP)
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『防衛省が、海上自衛隊の最新鋭潜水艦「そうりゅう型」の後継となる新型潜水艦を建造することが20日、分かった。平成29年度予算案概算要求に1隻分の建造費として約760億円を計上し、33年度末までに導入する。また、那覇基地に司令部を置き、沖縄の防空を担う航空自衛隊の南西航空混成団について、戦闘機部隊が倍増したことを受け、南西航空方面隊に格上げする。
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海自に導入する新型潜水艦は、敵の潜水艦や水上艦の位置や艦種を探る音波探知機(ソナー)の能力を強化させるのが特徴で、敵に見つかりにくくするため静粛性も高める。海自は潜水艦の退役時期を延ばして従来の16隻から22隻態勢に増強中だが、新型の導入でさらなる質の向上を図る。
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一方、南西航空混成団では今年1月、飛行隊が2つに増えてF15戦闘機も約40機に倍増し、51年ぶりの新編となる第9航空団が編成されている。』
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